今、「不登校は不幸ではない」と言っている少年革命家 ゆたぼんと名乗る10歳の男児youtuberが話題になっています。沖縄県宜野湾市在住のゆたボンさんが、沖縄の地元紙「琉球新報」に記事が掲載され、それがネットで広がり話題になっています。
記事によれば、ゆたぼんは小学校3年生のときに自由を求めて学校に通わない選択をしたそうで、
「ゆたぽんが学校に通わなくなったのは小学校3年生のとき。宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ、不満をいだいた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え、俺までロボットになってしまうと、学校に通わないことを決意した。
現在も学校は行きたいときに行くというスタイルを貫いている。」
と書かれていました。少なくともこの記事を読む限り、「ん?」って思ってしまいますよね。というのも、「宿題を拒否して休み時間にやらされたことに不満?、」さらに「言うことを聞いていると同級生をロボット?」。これは、宿題を含めて学校・教育というものを否定するという前提があるわけですよね。
なぜ義務教育があるのか?
なかんずく義務教育、義務教育の『義務』は親が子供に教育を受けさせる義務ということです。この点、彼の家庭はどうなっているのか疑問に思ってしまいます。それこそ、教育が行き届いていない国では「文字が読めない」「計算ができない」ということが起こっている。いわば生きていくための基本がないままで育つことになってしまうので、教育が重視されてきたわけです。
その意味で、制度としての教育を否定することは出来ないと私は思います。一方で、記事にはこうも書かれていました。
「ノートに書くだけが勉強じゃない。いろんな人に会うことも勉強だ」
それはそのとおりだと思います。しかし、そのためにも基本は必要ですよね。
いじめや人間関係などで不登校という人もいますよね。
いわば、勉強はしたいけれどもその環境にないから不登校になっている。この場合、いじめを取り除くことや環境改善が必要なのはいうまでもありません。
それがないままなら、その環境と不登校のどちらが批判されるべきなのか。それはその環境ですよね。こういうケースで学校に行かない選択、すなわち不登校を選択することは肯定します。フリースクールなど様々な学び方があってもいいと思います。
ということで、「不登校は不幸じゃない」、それはその通りだとは思うんですけどね。
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