第1150号 腹いっぱいメシが食える国へ!

 27日に投開票された衆院総選挙で、90,323票を得て、8期目の当選を果たすことができました。また、我々立民党は選挙前の98から、148へと大きく議席を増やしました。

◆腹いっぱいメシが食える国を
 私は、今回の総選挙で、「腹いっぱいメシが食える国へ!」のスローガンの下、皆さまに政策を訴えました。

 物価高で出費を控える、子どもの教育費や給食のない夏休みの食費も出せないなど、中間層が崩壊し、生活に厳しさを感じる国民が増える中でも、増税や社会保険料負担増ばかりが繰り返されています。

 将来に不安を抱える多くの国民が、本当にこの先、食べていけるのか?、安心して未来に向けて夢を持つことができるのか?、国民が豊かさを実感できる社会を作らねばならない!と強く訴えました。

 消費税減税、食料品のゼロ税率、ガソリン税減税などで大胆な負担減を図り、内需の活性化で成長を実現させて、食べていける国を作る、そして、税の集め方を根本的に見直し、中間層への増税に頼らず、途方もない利益を上げる大企業や富裕層に一定程度負担をお願いする。

 国民生活にとって賢い税の使い方、国民のフトコロに負担のない優しい税の集め方、にすることが真の政治改革だと訴え、浸透を図りました。

◆立民党大きく躍進
 全国的には、自民党が大きく議席を減らし、立民党が躍進する結果となりました。

 石破総理の、国会審議を無視した、裏金問題を覆い隠そうとするかのような唐突な解散や、「国民には増税、政治家は脱税」という自民党の腐敗した体質、苦しくなるばかりの国民生活に、何ら有効な対策を打てなかった歴代政権に対し、ついに国民の審判が下ったと言えます。

 今回、裏金問題が争点としてクローズアップされましたが、政治改革は単に裏金問題を解決することではありません。

 最大の政治改革は、腐敗した政権と政治家を入れ替え、政権が交代することです。立民党は、今回、単独で過半数を得ることは出来ませんでしたが、政権交代に大いに近づいた結果となりました。一方、裏金候補は多くが落選し、国民の、政治改革に対する意識の高さが表れた選挙結果だったと感じています。

◆連立組み換え視野か
 今回の与党の獲得議席は自民党191、公明党24という状況です。

 大きく議席を減らした自民党、公明党だけで政権の維持が困難になった以上、自民党は連立組み換えの模索を始めるものと思われます。

 かつて、社会党の村山党首を総理に担いでまで政権にしがみつくことにこだわった自民党です。石破総理を電撃辞任させ、少数野党の党首を総理にすることを条件に、連立政権をもちかけてくることは十分に想定できます。

 勝利で調子に乗った野党が、自民党の仕掛けてくる罠に落ちないよう、注意が必要だと考えています。

 来月早々に召集される特別国会を前に、政局は一気に流動化しますが、国民生活無視の政治家たちの権力争いに陥らないように、政治改革や物価高対策に対する有権者の審判を厳粛に受け止め、「腹いっぱいメシが食える国」を創るために、再び国会活動に臨んで参ります。

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