4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーです。全ての加盟国は、社会全体が自閉症に対する理解が進むような取組を積極的に行うよう求められています。 ところで、松戸市の学校現場においても、今年度、特別な教育的支援が必要な児童の増加を背景に、特別支援学級を増やす見直しを行います。より多くの児童が特別支援学級に通える体制整備でありますので評価をするものの、一方で保護者や学校現場から下記の心配する声が挙がっています。 「通級学級5時間から2時間に短縮されるご家庭が存在するが、そのご家庭への配慮は」 「固定学級に通級機能を持たせることで、今年度と比較して先生が担当する子どもが増えるが、先生への支援は」 「固定学級と通級学級が新たに増えるが、その新任の先生への支援は」 「環境が変わると影響を受けやすい子ども達への配慮は」 これらのお声を、松戸市3月議会において関根ジローが所属する会派「政策実行フォーラム」から市に質問と、要望をしました。 議事録(未定稿)は下記の通りです。 *************************** ◆質問:政策実行フォーラム 小学校の特別支援学級に子どもを通わせる保護者からご相談を頂きました。「今年度は、通級学級に5時間お世話になっているが、来年度から松戸市の特別支援学級の見直しにより、2時間に削減されてしまうことに、とても不安を感じている」というご相談です。この見直しの背景は「特別な教育的支援が必要な児童の増加を受けた体制整備の一環」であることを保護者の皆様も理解しています。しかしながら、理解はしつつも、環境の変化に敏感な子どもたちに関する重要な問題であり、不安に思う保護者がいらっしゃるわけですから、我会派としてはこの声に寄り添い、配慮をしていくべきなのではないかと、何点か質問します。 1つとして、来年度の特別支援学級の見直しは、より多くの児童が特別支援学級に通える体制整備と伺っておりますが、そもそも今年度の待機児童の実態はどうだったのか、来年度の見直しにより、待機児童の見通しはどうなのかお答えください。 2つとして、来年度、通級学級5時間から2時間に短縮されるご家庭が存在すると伺ったが、そのご家庭への配慮についてお答えください。 3つとして、来年度、固定学級に通級機能を持たせることで、今年度と比較して先生が担当する子どもが増えると伺ったが、先生への支援についてお答えください。 4つとして、来年度、固定学級と通級学級が新たに増えるが、その新任の先生への支援についてお答えください。 5つとして、特別支援学級体制の将来像についてお答えください。 6つとして、環境が変わると影響を受けやすい子ども達への配慮について伺います。特別な教育的支援が必要な児童の中には担任や補助教員・補助員などの先生が変わるだけで、不登校になってしまう子もいると聞いています。そこで、最大でも1年間しか同じ学校にいる事ができない講師の先生がどのくらいいるのか?あるいは普通学級と比べるとどのくらいの割合なのかなどをお聞きしたいと思っていましたが、ヒアリングを通して、支援学級の場合、とても流動的で8人で1クラスという事で1年の間にクラスが増えたり、減ったりする事もよくあると言う事で、なかなか固定の配置がしにくいとの事でした。そういった事情等も踏まえると、単純に割合で比較する事が必ずしも適当だとは思えないという事でした。しかし来年度からは特別支援学級の体制が変わる事もありますし、そう言った環境の変化に影響を受けやすい子ども達への配慮はどのようにされているのか?現状と今後の方針をお答えくだい。 ◆答弁:松戸市 平成24年に共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築に向けた新たな取り組み続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』