6月15日投票の尼崎市議選は、実に、現代のニッポンを象徴するような結果になりました。そこらへんのゲーム配信者の政治解説が人気になる世の中になった結果、「反知性主義」が横行し、今年2月の岸和田市議選では最下位で落選した福井完樹が、尼崎市に引っ越ししたら、まさかの上位当選となりました。
福井完樹の当選はそれはそれで深刻ですが、足元を見れば、参政党がトップ当選になり、元在特会の「移民政策から国民を守る党」の山本呂浩が当選するなど、ネットの影響が最大化され、共産党が3人落選し、緑の党推薦の無所属が落選するなど、まさに「世界の潮流に乗った」と言えます。これは言論の中心が「オールドメディア」と呼ばれているテレビや新聞から「アホの一般人」になったことで、多くの「普通の人」が影響を受けるようになったからだと考えられます。
詳しくは、尼崎市議選の選挙レポートでお伝えすることにしますが、日本も「始まっている」といえ、今後、ますます「排外主義」が人気を得ることになり、右翼でも左翼でもなく「下翼」が躍進することになりそうです。
さて、今日は6月14日に行われた反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の街頭演説について、詳細をまとめます。選挙の結果がどうであれ、立花孝志らが見せた「余裕のない動き」は、まさに「NHKから国民を守る党」が「反社会的カルト集団」であることを示しています。どれだけ伝えても、バキバキに仕上がっている人があまりに多すぎるので、こうしたレポートが焼け石に水となっていますが、それでもレポートを止めるわけにはいかないのです。
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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#669)。
