僕はこれまで1年以上にわたり、「NHKから国民を守る党」が反知性派カルト集団であることを訴え続けてきました。「反知性派」とは、頭が悪いという意味ではなく、知性を否定する人たちのこと。立花孝志が政見放送で言った「国会議員は頭の良いエリートばかりだ」という批判は、まさに「反知性主義」を象徴する発言であり、いろんなことをしっかり勉強してきた人たちが議論をするのではなく、ろくすっぽ勉強していない前科者も含むアホのオッサンたちが議論に参加し、いろんなことを決めたらいいと言っているのです。これはめちゃくちゃヤバいことです。例えば、手術をする医者に専門知識がなく、メスで腹を切ったものの「肝臓ってどこ?」と言っている奴だったら、患者の死は免れません。さすがにそこまでのバカは医者にはなれないはずですが、研修医を経て、十分な知識と経験を持った人が初めて医者になれるのは常識です。まさか「素人に手術してもらおう」という人はいないことでしょう。しかし、国会議員は素人でも良いと言ってしまうのだとすると、これはこれでヤバいです。例えば、NHKから国民を守る党に移籍した丸山穂高は、北方領土で「戦争して取り返したらいいのでは」と発言し、もちろんその発言はロシア側にも伝わり、とうとう先日、ロシアのメドベージェフ首相が択捉島に上陸して、「この島はロシア領だ」と改めて宣言しました。日本はロシアに巨額のお金をお土産として持っていき、どうにか友好関係を築こうとしたのですが、すべてが台無しになってしまったのです。こうした事態を重く見ている日本維新の会は丸山穂高を除名。それどころか、他の野党とも協力して懲戒処分することを求め、すぐさま大阪19区に日本維新の会の候補者を擁立することを発表し、丸山穂高を二度と議員にしないように動いたほどでした。実質、丸山穂高が北方領土を「ロシア領」に近づけてしまったようなものなのですから、保守の人ほど丸山穂高を許さないことでしょう。つまり、バカを議員にすると北方領土が正式ロシア領になってしまうかもしれないのです。NHKから国民を守る党は、日本維新の会が「戦犯」として絶対に許してはいけないとした人物を拾い、「政治は数だ」と言って、笑っているのですから、異常です。これは竹島や尖閣諸島が韓国や中国に取られてしまうのではないかと心配している人ほど気付いていただきたい話です。バカを議員にしてはいけないのです。
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