令和元年、慰霊の日

「平和を願う」今日は沖縄県民にとって忘れることができない、忘れてはならない日。それが慰霊の日です。大東亜戦争末期の1945年4月、米軍の沖縄本島上陸により多くの沖縄県民の命が奪われました。沖縄戦の組織的戦闘が終結したとされる6月23日を「慰霊の日」と定め、この日には糸満市の平和祈念公園にて沖縄全戦没者追悼式が行われます。さきの戦争は多くのかけがえのない命だけでなく、それまで沖縄に流れていた時間や生活を全てを奪い、残された県民の心に深い傷を負わせた許しがたいものでした。当時を経験したわけではありませんが、沖縄の血が流れているからこそわかる痛みや悲しみなど、心の"つながり"を感じます。令和になって初めての追悼式。小学6年生の山内玲奈さんが、この日に向けて綴られた平和の詩を朗読されました。 「家族と友達と笑い合える毎日こそが 本当の幸せだ」当たり前の日常を当たり前に過ごせることがどれほど幸せなことなのか。山内さんが詩の中で訴えられていたことです。平和とは何なのか、戦争とは、命とは... 沖縄の人間としてそれ続きをみる

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