3歳児検診問診表に「吃音」を明記しよう~吃音を十分に発見し、対応する環境を整備しよう~

話す時に、音を繰り返したり、引きのばしたりといった発話の障害である吃音(きつおん)は、幼児期に発症することが知られていますが、3歳までに吃音の症状が出た子どもは約10人に1人と、これまで言われてきた約20人に1人よりも多くいることがわかったことが、報道※されています。※「3歳までに吃音(きつおん)を示す子10人に1人 過去の研究よりも多い実態が明らかに(日テレ 2024.6.13)」https://news.ntv.co.jp/category/society/9c61b3334acf4b2d9957d9a195b8b30e 3歳までに吃音(きつおん)を示す子10人に1人 過去の研究よりも多い実態が明らかに|日テレNEWS NNN話す時に、音を繰り返したり、引きのばしたりといった発話の障害である吃音(きつおん)は、幼児期に発症することが知られていますが、3歳までに吃音の症状が出た子どもは約10人に1人と、これまで言われてきた約20人に1人よりも多くいることがわかりました。news.ntv.co.jp 各自治体が行っている3歳時検診において、吃音を十分に発見し、相談や支援に繋げていく環境整備が求められます。松戸市の3歳児検診の現問診表には吃音を明記した項目がなく、十分に吃音を発見できていない可能性があります。そこで、6月議会において、①問診表の見直し②3歳児検診に対応する保健師・医師や、吃音の症状がある子どもの保護者に対して、吃音の理解促進を目的としたパンフレットを配布できないかについて市の見解を質問しました。質問と答弁の議事録を転載します。↓↓↓「吃音」について(1)3歳児健康診査についてア 厚労省のHPなどでも紹介されている国立障害者リハビリテーションセンター総長らの研究チームによる「幼児吃音臨床ガイドライン」によると、「ほとんどの自治体で実施している幼児健康診査では、保護者が特に質問するか、自治体が独自に対応を追加しない限り、吃音が十分に発見され、対応される可能性は低い(P99)」。「吃音に関する問診を使用してスクリーニングする必要が あると考えられる(P98)」と記載されています。松戸市の問診票である3歳児健康診査票を見てみますと「話し言葉について、遅れている、発音がおかしいなど、気になることがありますか」という記載はあるものの、明確に吃音という記載がありません。吃音を十分に発見することを目的に、問診票に「吃音(話し始めの言葉を繰り返す、伸ばす、つまる)など、話し方に気になることはありませんか」のような項目を盛り込むことを検討頂けないか、お答えくださ続きをみる

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