最先端の世界に冠たる国際都市Tokyoの都議会は実際のところはガラパゴス議会です。
2017都議選で「東京大改革」「ふるい議会をあたらしく」を掲げて都民ファーストの会が大量当選したというのに、残念ながら都議会では有史以来、予算特別委員会も、決算特別委員会も一人会派の出席を未だに認めておりません。
そこでお姐は、去年の予算特別委員会、決算特別委員会にて、「委員外議員の発言」を申し入れるも、最大会派都民ファーストらにより、拒絶され発言権を奪われ総務省に申し入れもしました(詳細:「ふるい都議会を新しく!~発言権を求め総務省へ申し入れしました!~」)
そして、いよいよ、過去最大級、お姐からすればムダの塊、都政史上最大予算15兆円を審査する令和2年度予算特別委員会には何が何でもでなくてはならぬ!と
去る2月27日に「令和二年度予算への質疑の機会を求める要望書」を提出しておりました。(詳細:令和2年2月28日blogご参照)
さらには以下の通りの「委員外議員の発言」(※ある委員会に所属していない議員が委員会の許可で発言できる制度)につき申し入れしておりました。
*****
和2年3月5日
予算特別委員長 本橋 弘隆 殿
東京都議会議員 上田 令子
委員外議員発言申出書
3月13日の貴委員会において、下記事項について出席して発言したいので許可されるよう、会議規則第63条の規定により申し出ます。
記
・小池知事の学歴をめぐる報道について
・知事特別秘書の勤務状況・服務について
・葛西臨海水族園について
・政策連携団体への知事の人事権行使について
・職員団体事務所の面積縮減・賃料有料化について
・オリンピック・パラリンピック開催時の学校行事の中止・変更について
・「福祉型大学」等障がい児の卒後の自立支援について
・新型コロナウイルス対策について
・小池知事の政治姿勢・トップマネジメントについて
・都庁組織体制、特に「〇〇本部」について
・職員の服務規律と意欲向上について
・監理団体・報告団体・出資団体について
・財政の中長期的展望・持続可能性について
・税財源の確保について
・区市町村への財源移転について
・入札制度改革と談合防止について
・区市町村への財源移転について
・わかりやすい予算書・資料づくりと電子化について
・生産緑地制度の適正な運用と固定資産税の確保について
・待機児童対策について
・各種虐待・ハラスメント・DV対策について
・社会福祉施設の運営適正化と指導・監督について
・多様な教育機会確保法について
・動物愛護政策について
・男女共同参画政策について
・医療政策について
・都立病院・公社病院について
・選挙管理事務について
・都市基盤整備について
・住宅政策について
・中央卸売市場について
・オリンピック・パラリンピック施設整備について
・行政委員会委員等知事任命職の選任提案のあり方について
・小池都政における独自条例づくりについて
以上
*****
そしていよいよ運命の本日3月13日総括質疑を迎えたのございます。
その注目の結果は…
【またしてもお姐の発言権が奪われる】
お姐の予算委出席を却下
誠に遺憾ながら委員会冒頭、「委員外議員の発言」は認めないという決定が下されました。
東京都は1300万人の大都市、都政事業だけでも約五千にわたり、韓国やカナダ等一国に匹敵するその予算規模たるや15兆円。
江戸川区は70万人も人口がある23区で4位の自治体で、5万票余も頂戴し当選したお姐の発言をどうして平気で、同じ議員同士で奪えるのか。
都議会に民主主義はあるのか…私ににはサッパリ理解ができないのです。
とはいえ、昨年の平成31年度予算特別委員会、平成30年度決算委員会と却下され続けてきても、一歩前進はしています。
これまでは、お姐の委員会出席の是非どころか申し入れ自体も都議会有史以来初の「ありえないこと」から、一笑、一蹴されていた「予算特別委員会理事会」(※平たく言うと、本番委員会前の打ち合わせ会。傍聴もできない秘密会のようなもの)では、質問権の不平等を懸念する会派により異論も出たのではないかと思料できることがあったからです。
といいますのも、委員長の「お諮りをいたします。本件について、理事会の協議結果のとおりすることにご異議ございませんか。」発言に対し、本来は「異議なし」の声しかしないところが「異議あり!」という声も聞かれたからです。
心ある議員、会派がおそらく理事会で異議を唱え、議論が進んだものと頼もしく感じました。
引き続き小さな改善を積み重ね、「ふるい都議会をあたらしく」都議会改革を進めてまいります。
今年の決算特別委員会もあきらめずやるぞ。お姐は懲りない! ということで!!
【お姐を予算・決算委に出そう!継続ご協力お願い致します】
令和2年度予算委は、由々しいことに委員外議員の発言すら却下されまして、お声をお寄せいただいた皆様ありがとうございました。しっかりとその数値と内容を情報公開して次の改善ステップの活かしたく、引き続き
「なぜ、令和2年度予算特別委員会への上田令子都議出席を認めなかったのか!!」
「上田令子を予算特別委員会・決算特別委員会で発言・質問させよ!!」
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【お姐総括!】
▲このところTVで大活躍中(笑)の舛添知事時代の予算委。利益相反手続違反都立病院医師を退陣に追い込んだ伝説の質疑をしました。お姐が入れば予算も決算も変わります!
「ドント方式」を悪用し、理屈をつけて大きい会派からポストを分配。お姐まで回ってこない運用を毎年続けている都議会。
知事が出席する予算特別委員会は「議会の華」とも言われ、知事出席のもと29部局約5千にわたる事務事業をすべて網羅するという、まさにムダや不正に斬り込む絶好の機会。これに任期中、お姐が一度も出られないというのは、極めて不公平な少数会派イジメであると同時に、忖度せずにズバズバ知事にも役所にも斬り込むお姐を何としても抑え込みたい「知事与党」の思惑がアリアリ。
しかし議会というものはその自治体を象徴するのです。
都合の悪い意見を封殺する、一人会派や少数会派の発言権を奪うファシズム体制は、同じことを必ず都民にもするのです。
小池百合子知事も最大会派都民ファーストも、政策としてはマイノリティを大切にするというSDGS、LGBTはじめ人権施策をもっているはず。
公約通り、「ふるい都議会をあたらしく」
まずは足元の東京都議会からは始めましょう!決算もやりますからね♪
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