2024年12月22日:パート2 前回のブログで、知事として「県議会との信頼関係に、いかに重きを置いているか?」を説明した。合わせて、絶対多数を握っている自民党県議団との連携については、引き続き重視していく姿勢を強調した。 副知事人事をめぐる騒動(?)に関しては、「雨降って地固まる」という諺を実践したいと考えていることも!! そのことをもう一度、断った上で、ブログの続編を書かせてもらう。 この5月から6月にかけての宇留賀副知事再任をめぐる知事と議会との対立は、群馬県議会が18年ぶり(?)に遭遇した「政局」だった。 議会側にも、いろいろとご迷惑をおかけしたが、たまにはこうした「せめぎ合い」も、お互いの緊張感を高めるためには有効なのではないかと感じた。時々は、刺激も必要だ。そうは思いませんか?! 特に議長が招集し、副知事の人事問題を議論した全議員協議会において、各会派の代表が、90分に渡って、知事である自分とオープンかつ真剣勝負の質疑を行ったことは、今回の「知事vs議会」という舞台のハイライトだった!! 1人でも多くの県民にこの問題の真相を知ってもらうため、このやり取りこそ、ネットで全面公開すべきだと思っている。改めて、須藤議長にお願いしてみよう。 振り返ってみると、「1年間の副知事続投を認める」という自民党県議団の方針が決定するまで、水面下では、宇留賀副知事の再任に賛成する派と反対する派の間で、様々な駆け引きが繰り広げられていた。 知事の立場からすると、宇留賀副知事の再任案が、議会で否決されるという事態は、何としても避けなければならないという強い気持ちがあった。 全体の情勢を見極めながら、県議会初日の議案提出は見送り、最終盤での議決を目指すことにした。同志からの情報やアドバイスも踏まえて、県議への説得に飛び回る日々だった。 そんな中、宇留賀副知事の再任人事に頑なに反対していたある地域の2人の県議がいた。複数の情報筋から、「この2人がある事業に関する県の態度に怒り心頭だ。そのことが、今回の副知事人事への対応にも表れている可能性がある」と聞いた。 「この問題が解決しないと、この方々からの賛成は決して得られない!」という意見も耳に入って来た。 そこで、さっそくこの2人の県議とアポを取り、面会した。渦中の人だった宇留賀副知事も、その場に同席させた。 知事として、県内の他の首長との関係は大切にしている。事務方同士の協議で「すれ違い」もあったようなので、当該の事業計画に関する県の考え方を丁寧に説明した。 「全体の流れも見ながら、お互いにとってより良い方向の結論を見出せるように努力する!その点は、信頼してください!」とも申し上げた。 が、2人の県議の口調は終始、厳しかった。特に某ベテラン県議は、一貫して高飛車(高圧的)な物言いだった。恫喝的とも思える言い方で、県の対応を批判した。 この計画続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』