ユニバーサルフォント(UDフォント)とは、障がい者や高齢者、日本語を母語としない人など、誰が見ても文字のかたちが分かりやすく、読みやすく、読み間違えにいくことをコンセプトに開発されたフォントです。 関根ジローは2019年9月議会において、松戸市に対してユニバーサルフォント(UDフォント)の導入を求める質問を行っておりましたが、この質問がきっかけの1つとなり、本年9月から市公式ホームページに使用されるフォントがUDフォントに改善されました(県内3例目)。(添付資料は、松戸市が記者クラブにプレスリリースした文書) 関根ジローのユニバーサルフォント(UDフォント)の導入を求める質問議事録を転載します。 ↓↓↓ 〇質問:関根ジロー ユニバーサルデザインフォントについてお伺いをいたします。 まず【①学校におけるユニバーサルデザインフォントの導入について】お伺いいたします。 私たちの周りには、文字の読み書きに際して配慮をする必要な人たちがいます。弱視やディスレクシア、このような人たちのために開発されたユニバーサルデザインの書体の一つであるユニバーサルデザイン(UD)デジタル教科書体が2017年10月のWindows10のアップデートにより無償で利用できることになりました。 UDデジタル教科書体は、教育現場の要望に応えるため、ヒアリングや検証をもとに改良を重ね、10年にわたって開発された書体です。一定の太さを保ちながらも、書き方の方向や画数、筆順など、学習指導要領の字体に準拠し、視覚に障がいを持つ子どもたちへの配慮や、電子黒板やタブレット端末といったICT教育の現場でもはっきりと読みやすい効果を発揮します。また、ユニバーサルデザイン対応の書体として、慶應義塾大学の中野教授が、デジタルデバイスで見やすさの検証や、紙に印刷した際のアンケートとヒアリング調査などが行われ、見やすさのエビデンスを習得しております。本市の学習現場においても、こうした配慮を要する子どもたちのため、教員が作成するデジタル教材や配布プリントなどにUDフォントをぜひ利用していただきたいと思います。 そこでお伺いします。 教材のUDフォント導入状況についてお答えください。また本市のICT環境においては、現状の導入状況と今後のフォントは利用できるのかどうか、お答えください。 続いて、【②公文書におけるユニバーサルデザインフォントの導入について】お伺いいたします。 近年、高速道路の標識を始め、公共機関の案内板にも見やすいものへの変更が進められており、UDフォントが採用されている件数も増えてまいりました。身近なものでは、年金定期便はUDフォントが採用され、公共が発行する案内や書類にも使用されるケースが増えてまいりました。そこでお伺いします。先ほど御紹介しましたWindows10からUDフォントは無償での提供となっており、費用をかけることなくUDフォントを導入することが可能となりました。また、冊子やパンフレットを作成する際にUDフォントを利用するなど、少しの工夫でUDフォントに対応可能であると考えます。本市の公文書におけるUDフォント導入の状況と今後の展開についてお伺いをいたします。 〇答弁:松戸市 【①学校におけるユニバーサルデザインフォントの導入】につきまして御答弁いたします。 近年の学校教育では、一人ひとりの児童生徒が学びやすいよう、特別支援教育、ユニバーサルデザインを取り入れた教育が広まっております。本年続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』