連日、集中連載のような形でお届けしている「危険厨の防護マニュアル」なんですが、こうしてお届けしている間にも世の中には進展があり、北里大学や花王などの研究チームが「中和抗体」を作り出すことに成功したといいます。ウイルス感染というのは、ウイルスの持っているタンパク質が人の細胞にくっつくことで大量にコピーされ、さまざまな症状を起こすというメカニズムなのですが、中和抗体が先にウイルスの持つタンパク質とくっついてしまうため、人間の細胞にくっつかなくなることで感染しないようになるという夢のような話です。ラクダ科の動物由来の抗体だといい、安価で作れることも期待されています。オランダでも似たような研究が行われているようなのですが、こうした薬が早期に実用化されて、なるべく今までと変わらないような経済活動ができるようになるといいと思います。一方で、僕は薬を開発することはできませんが、新しいシステムを作り出すことはできると思いますので、頑張って開発に取り組みたいと思います。
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