NHKから国民を守る党の過激路線は、まだまだ止まらない。
党首に誹謗中傷示談金ビジネスの疑いがあり、さらには恐喝未遂の可能性があることは既報の通り。衆参2議席を持つ日本の国政政党の暴走は、いよいよ党首のみならず、副党首にまで及んでいる。
現在、NHKから国民を守る党には2人の副党首がいる。1人は日本維新の会から移籍した衆議院議員の丸山穂高。もう1人は、結党まもない頃から立花孝志を支えてきた古参メンバーである柏市議の大橋昌信である。
丸山穂高はさておき、この大橋昌信という男は、これまで何度も傷害事件などで書類送検されている。直近の2件では、傷害から暴行に嫌疑が切り替わった後、いずれも不起訴(起訴猶予処分)となり、起訴には至っていないものの、議員という立場にありながら、何度も書類送検されてしまうような粗悪な人間が「NHKから国民を守る党」の副党首であるという事実は、多くの方に知っておいていただきたいところだ。
先日も、立花孝志が立候補して大惨敗した昨年11月の海老名市長選の際に、かねてから因縁のあったYouTuberの男性とトラブルになり、男性に手を出させて警察沙汰にしようと汚い言葉で罵りながら煽りに煽るも、男性から手を出されることはなく、逆に男性がタバコに火をつけようとした際、条件反射的に男性の手首を掴んでしまい、自分が警察を呼ばれて傷害容疑で書類送検されてしまうというマヌケな事件を起こしていた。ケガの程度がそれほどでもなかったこともあり、今回もまた不起訴になったのだが、NHKから国民を守る党は「不起訴なら問題ない」という考え方のため、大橋昌信が再び反撃に転じるようになってしまった。
忘れていただきたくないのは、大橋昌信が議員でなければ、あるいは、政党の副党首でなければ、こんなものは「幼稚なオッサン同士のケンカ」ということで片付けられたかものしれない。しかし、これをやっているのは年間1億6000万円の政党交付金をもらい、そのお金が自分たちの収入であるかのように語ってしまう国政政党の副党首であり、柏市議会議員だという点である。
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