【選挙ウォッチャー】 トリチウム汚染水をデタラメ科学で安全宣言する福島県議たちの話。

福島第一原発事故が起こってから、実に9年半という月日が流れ、人々の頭の中からはすっかり「放射能」の文字が消えつつあるわけですが、このタイミングで東京電力は、大量のタンクで保管している汚染水を海洋放出しようと準備を進めています。「汚染水」と言っても、一応、ALPS(多核種除去設備)という装置を使って、ほとんどの放射性物質を取り除いたとされていて、残る核種は「放射性トリチウム」だけ。他の核種はだいたい取り除けても、トリチウムだけは簡単に取り除けないということで、この「トリチウム汚染水」を海に流すかどうかが議論されているわけです。タンクで保管するのはコストもかかるし、このままでは敷地も足りなくなってしまうということで、この汚染水を海に流すことができたら、ナンボも管理が楽になるわけです。しかし、そうは言っても放射性物質ですから、簡単に海に流すわけにもいきません。だから、東京電力は「トリチウム汚染水は安全だ」というキャンペーンを繰り広げ、とにかく「海に流しても大丈夫そうだ」という世論を作り上げたいと思っているのです。そこで、東京電力は福島県議の視察団を福島第一原発に招き入れ、トリチウム汚染水の安全性を説明することになりました。言うまでもなく、福島県議は「福島の重要な政策をジャッジする人たち」ですので、福島県議のくせに放射性物質に関する知識がないというのはあり得ないのですが、福島県議たちがどいつもこいつも雁首揃えて無能だということが証明されるような事件が起こりました。



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