読んでいて涙が出そうになった 週刊新潮さんの鋭く本質を突く記事 日本でも献腎移植を進めよう 透析患者を救おう!

僕はご存知のように透析の問題は他人ごとではないです。
一連の極めて勉強不足なままの思い込みによる感情的で扇情的な毎日新聞の記事にはずっと辟易としていました。

本質はそこじゃないのになぁ…
毎日新聞の斎藤という記者はどうしても「病院が透析患者を殺したんだ!」と持っていこうとしていましたが、現場に何十回も訪れたり実際に全腎協に行って会長たちに会って話をした僕から見ればいくらなんでも「この案件」を語るには情報が少なすぎる状況でした。

要は何とも言いにくい状況でした。

毎日新聞の一方的な記事に現場の医師たちがかなり反論をしてくれていました。
有難い限りです。

ただ、今回の件だけではなく、人工透析の現場の最大の、そして本質の問題点は、こちらのコラムでも指摘した通りで

献腎移植が全然進んでいない事

に尽きます。それに尽きるんです。
そんな中、こんな記事が出ました。新潮さんです。
僕の騒動の時、唯一、変な方向に走ることなく、【こんな言葉遣いは乱暴でダメだが、そもそも透析の現場の闇は深い】と書いてくれた唯一の週刊誌でした。

“透析大国”日本で「腎移植」が進まない事情 識者は「福生病院事件」をどう見たか

今回も記事を読んで欲しいのですが、記事中の文章を少し引用します。



「現在、日本における腎移植の約9割が生体腎移植で、残る1割が亡くなった方から腎臓の提供を受ける献腎移植です。海外では、この割合が半々になります」
 とした上で、東京女子医大泌尿器科主任教授の田邉一成氏が語る。
「腎移植の技術は確実に進歩していて、腎臓を提供する側、ドナーの手術は2時間前後で終わり、しかも開腹しない腹腔鏡手術です。提供される側のレシピエントの手術も3時間くらいで終わります。」
(略)
 かつては移植された腎臓による拒絶反応が問題視されたが、現在、移植腎が正常に機能する生着率は100%近く、移植10年後でも約90%だという。


これは現在、透析治療を行っている皆さんは誰でも知ってるレベルの知識です。
欧米では「透析が死ぬまで」なんて、誰も思っちゃあいない。なので透析治療のことを「つなぎの医療」と呼ばれています。「腎移植までのつなぎ」の医療ですね。

でもそれが都合の悪い集団がいる。
「治ってしまって」は都合の悪い集団がいる。

彼らが日本人を売っている。
彼らが日本人の命と健康を売っています。

記事では
「今回のことが、一時的にワーッと騒がれ、サッと収まってしまうことは望んでいません。とにかく議論を尽くしてほしい。でなければ、我々は進歩しません」
と書かれているのですが、安楽死や尊厳死の問題は、いくらでも議論を尽くせばいいと思います。

でも、献腎移植は議論云々の話じゃあない。
技術としてすでに世界中で行われている話であって、だらだらと議論をして結論を延ばせば伸ばすほどに、その1日1日を患者の皆さんは苦しい思いをしている。本来であれば来月にでも旅行に行ける人たちが病院から出られないんです。

さんざん誹謗され中傷されてきたんでね。
これからも散々な攻撃は受けるでしょうが、せっかく縁あって知り合いになった人たちもたくさん出てきたんだ。
あと、前回の選挙の時、僕のポスター貼ってくれたしね。透析患者に皆さんが。

ちゃんと中央に行って僕が騒ぎます。関心が高まるように。
献腎移植、日本でも普通に…せめて海外と同じくらいには行われるように、僕が騒ぎます。
やっていないのがおかしい。少なくとも世界的には非常識です。

人工透析をしてる皆さんが「なんだか…しばらく待ってれば旅行とか行けるようになるかも」と思ってもらえるようになればいいと思っています。
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長谷川豊
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