なぜ維新は「小さな政府」=「民間でできることを民間に」を推進するのか またそれを推進した大阪はなぜ活性化したか
なぜ維新は「小さな政府」=「民間でできることを民間に」を推進するのか またそれを推進した大阪はなぜ活性化したか
維新のやりたいことって何なのか?
たまに聞かれる質問ですが、これはとてもシンプルです。
小さな政府。
小さな行政。
民間にできることを民間に落としていきましょうね。
という話です。
普通、これだけ聞けば何が何だかですよね。
でも、これは「仕組み」として完璧に正しいので、絶対に推進したほうがいいんです。こんなの維新だろうがどの政党だろうが推進したほうがいいんです。
「民間」と「行政」の違いを端的に言いましょう。
・人が困れば困るほど仕事が増え、人が苦しめば苦しむほどに来年の予算が増強される=自分の権限が大きくなるのが行政
・人が幸せになればなるほどもうかるのが民間
最大の違いです。
はい。これはもうどうしようもないほどに間違いないシステムなんです。これを抑えていない日本人が多すぎるんですけれど、これは絶対に抑えておいてください。
例えば…一つの例をあげましょう。保険とか。
保険を「民間」でサポートするのと「行政」でサポートする時にどのような違いが出てくると思います?
もし民間の保険会社がサポートするのであれば
「支払いは少ないほうがいい=会社として支出は少なく済む」
訳ですよね。利益は上がりますよね。支払いが少なくていいんなら。
なのでアメリカの保険会社などは、抗がん剤を補填したくないから、毎年1~2回のがん検診にどんどん行かせる。初期で発見できた方がはるかに安く済むからです。アメリカ人女性が「毎年乳がんの検診に行く割合」って88%とかです。ほとんど民間の保険会社が補助していかせるんです。なのでどんどんがんで死ぬ人が減っていってる。
日本人女性で「毎年乳がん検診に行く人」って33%とかですよ?そりゃあ死ぬってば。デカくなるまで放置してるんだから。口先で検診に行けとか言ってますけれど、全然ちゃんと行かせないでしょ?
本気でちゃんとアメリカ並みに検診やれば、どれだけの人が助かると思います?乳がんのステージ1の5年後生存率97%とかですよ?
結論=「民間」って多くの人が「健康であればあるほど儲かる」
んです。だって株式会社だから保険料の支払いが少ないほうが自分たちが儲かるから。
これが行政が保険のシステムを担っていたらどうなるかわかりますか?
僕らは保険をもらっています。
助かるよね~~
お薬やすいよね~~~
それでおしまいって気になるでしょう?
でも現場では
保険の取り仕切りをする部署があり
その部署には部長がいて課長がいて
その部署の予算を1年に一度申請しなきゃいけない
って仕組みが存在するんです。そりゃそうでしょ。だってお金がかかるんだから。
で、その部署の部長さんってどうなるかって言うと、「困ってる人が多ければ多いほど、次年度の予算が大きく計上」できますよね?健康とかになっちゃったら、翌年の予算、減らされますよね?自分の天下り先は縮小ですよね?
ここを抑えてほしいんです。多くの日本人に。
悪気があるとかないとかじゃあなくて、人間だし、家に帰れば怖い奥さんに「まだ給料上がんないの!!」って怒られるし、出来れば出世したいし、出世してモテたいし。
そんなの、人間なんだから当たり前じゃないですか。
公的な機関で保険を扱う場合「多くの人が困ってれば困ってるほど、その部署の予算は増えてその部長さんは出世できる」んです。これは行政のシステムなんです。
じゃあこの場合、どういうバイアスがかかるんですかって話。
そうは言わないですよ?
そんなことは言わないですよ??
でも部長さん、内心ちょびっとだけ思ったり感じちゃったりしてるんです。
「俺も出世してぇな~~~」
「俺も給料上げてほしいな~~」
出来れば、苦しむ人が多ければ多いほど自分の部署の予算は増えるんだから、悪気が云々の話じゃあなくて、出来れば世の中が不幸であってほしくなるんです。これはもうしょうがないんです。
まったく誤解を恐れずに言えば、出来れば、乳がんの患者が重篤であればあるほど予算は増えるんです。抗がん剤は高額なんだから。その分予算は増えるんです。初期とかで見つけまくられると、自分たちの予算って減らされるんです。これはもう、システムとしてそうなんです。
そもそも「健康」「生活」「命」などに関わる分野って、「行政」ってシステムと合ってないし、政治的な利害とかけ放した状態で運営すべきなんです。最低レベルだけ保障して、あとは民間に落としておかないと、どんどん肥大化しちゃうようになっているんです。みんなお金が好きなんだから。
でも日本では、その人間の根幹にまつわる部分である「健康」や「命」を「行政の部署」で回しちゃってる。年金機構とかね。思い切り天下り先ですわ。
こうなると「超絶にいい人」が運営している間だけはいいんですけれど、ちょっとだけ出世したかったりちょっとだけお金が欲しい人が上司についた瞬間におかしくなるんです。
今の日本ってそういう状況。
今の日本って、金がかかりすぎる状況になって、そのシステムを悪用して、現役の議員や癒着利権が税金を吸い上げちゃってる。自分が次の選挙で当選するようにお金をばらまくシステムになっちゃってる。
日本が狂ってるのって「システム」がおかしいからなんです。
日本人って、ちゃんと真面目でちゃんといい人たちなのに、なんでこんなおかしなことになってるかって言うと、システムがおかしいからなんです。
なので「システム」を変えましょうって言ってるのが維新。
民間に落とせるところはどんどん落としましょうって。
なのでその改革をちゃんとやっている大阪ではどんどん無駄が省けて、増税なしに子供たちに予算が組めるようになったりしている。民間でも受けてもらって、その儲けの一部を納税という形で返してもらってるので。
維新の言ってることって、実は当たり前で普通の事ばっかなんですよね。
でも、今まで税金で甘い汁を吸ってた連中にとっては「生活」を奪われたり、自分の「天下り先」を奪われたりする。
なので必死の抵抗。
維新の政治が少しでも広がれば、日本はまだまだ改善できるところってたくさんあります。
大阪で証明できてるでしょ?
少しづつでも、大阪でも日本中でも広めていければいいですよね。
まだ日本、全然どうにかなるって思います。
手遅れじゃあないと思う。