我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日は所属する総務防災常任委員会が開催されました。
付託された議案はすべて可決。
6月議会は当初予算を審議する2月議会や補正予算が組まれる9月議会と異なり議案が相対的に少ないです。
一方で、議案以外の所管する事項について多くの議論を行います。
まず総務防災常任委員会に付託された発議案の結果についてお伝えします。
●『自民党派閥裏金問題の真相の徹底解明と実効性のある再発防止策の確立を求める意見書』
⇒自民党等の反対多数で意見の一致をみない。
⇒水野(会派「千葉新政策議員団」)は賛成。
●『政治資金規正法の改定に抗議し、企業団体献金の全面禁止を求める意見書』
⇒自民党、立憲民主党等の反対多数で意見の一致をみない。
⇒水野(会派「千葉新政策議員団」)は賛成
●『災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援を求める意見書』
⇒共産党のみ反対。
⇒水野(会派「千葉新政策議員団」)は賛成
次に請願です。
●「『契約に関する統計調査の結果について』の早期公開に関することについて」
⇒請願者が個人の方で、紹介議員からも特に事前説明もなく、文章の中身について根拠を判断できる材料が不足していたために、全員不採択としました。
●『千葉県公文書管理条例の制定を求めることについて』
⇒水野は紹介議員となっています。
⇒請願者は『千葉県市民オンブズマン連絡会議』
立憲民主党や共産党は「条例制定は要準装備である」等、さまざまな議論が展開されましたが、自民党等から「条例を制定しても誤廃棄等が発生している自治体があることや職員の意識の徹底が必要」等の発言があり、残念ながら不採択多数となりました。
私個人的な意見では、条例を制定しても誤廃棄等が発生してしまうという論理はナンセンス。
だったら「条例」というものは何の意味も持たなくなってしまいます。
例えば千葉県でも「千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例」など議員発議でさまざまな条例を制定していますが、条例を制定した後でも飲酒運転に関する職員の不祥事が相次いでいます。
条例まで作って県民にここまで周知をしても飲酒運転をしてしまうわけですから、条例をつくらず、議論もしなければもっと意識が低くなってしまうでしょう。
ちなみに47都道府県中19団体が公文書に関する条例を制定済です。
本日、私が総務防災常任委員会にて質疑をした内容は以下の通りです。
①障がいのある人の投票支援
現在、東京都知事選が繰り広げられていますが、来年は千葉県知事選があります。
実際に障がいのある方や団体から投票所の支援のあり方について自治体でバラつきがあったり、プライバシーに配慮していなかったり、課題が多いという声をいただいています。
障がいのある人には投票所への移動、投票所の環境、そもそも情報が入らない、などといった課題があります。
実際に投票の運営を行うのは「市町村の選挙管理委員会」ですが、自治体によっては十分な支援ができていないという問題があります。
そこで、実際に障がいをお持ちの方から杉並区の取組の紹介がありましたので、私も委員会にて紹介させていただきました。
①投票の流れ
②期日前投票の流れ
③投票所での支援
千葉県知事選までまだ時間があるので、国民の権利である「投票」を障がいのある方も確実に行使できるよう、県選挙管理委員会としても様々な形で市町村選挙管理委員会が運営する投票支援について取り組んでいただくように要望しました。
②県庁舎のトイレの洋式化について
『県有施設のトイレの洋式化と言えば水野さん』というほど、推進しているトイレの洋式化。
昨年12月の常任委員会にて県庁舎のトイレの洋式化を質疑したところ、県庁舎全体のトイレの洋式化率は44.7%でした。
そもそもの便器数が少ない上に、半数以上は和式という県庁のお手洗い・・・・。
議会棟にいたっては多くの傍聴者が来庁されますが、1階は女性トイレ1か所でそのうち洋式1・和式1ということで、実質1箇所で長蛇の列。ご高齢者や障がいのある方も来庁されるので、早急に対応をお願いしたいところです。
答弁では、今年度約10器を洋式化にする(1,200万円)とのことでしたが、職員の皆様の執務環境の改善という意味でも早急に洋式化をお願いしたいと要望しました。
進んだけれども、少ないことを指摘・・・。
ちなみに私が常駐している議会棟のフロアも洋式1・和式1なので、常に洋式が空くまで待っている状態です・・・。
さて、委員会での審議後は松戸市にある千葉県西部防災センターへ総務防災常任委員会メンバーで視察に行きました。
私は自治会のバスツアーなどで複数回訪れたことがあります。
千葉県唯一の体験型防災センターです。
今年で27年目とのことで、老朽化は否めませんが、満足度は90%以上。
昨年度の来館者数は約3万人。1日平均来館者数は100人。
平成28年度から指定管理者制度を導入しており、今年度からアクティオ株式会社が指定管理者となっています。
館内をご案内いただき、消火活動や地震体験など様々な体験をさせていただいて所要時間は60〜90分。
大きな地震が発生したあとは来館者数が増えるとのことです。
また県管理の備蓄倉庫も見せていただきました。
オススメの非常食なども河野先生としっかりとチェック
現在、こちらの西部防災センターの館長は私の母校・我孫子市立我孫子第四小学校の前校長の岸本先生です。
我孫子市民はあまりお越しになっていないとのことでしたので、四小出身の皆様は是非とも、足をお運びください!
岸本館長、本日もお世話になりました。
1人でも多くの県民に体験していただき、備える大切さを知ってほしいです。