千葉県環境審議会水環境部会

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

本日は2月定例県議会に向け、会派で行政と各種政策協議。

私は県議会から選出いただいている「千葉県環境審議会水環境部会」に出席です。

 

 

今回は以下について審議と議論です。

 

●審議事項 

令和7年度公共用水域及び地下水の水質測定計画(案)について(諮問) 

●報告事項 

(1)東京湾に係る第9次総量削減計画の進捗について (2)印旛沼及び手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)の進捗について

 

審議事項の「令和7年度公共用水域及び地下水の水質測定計画(案)」については、水質汚濁防止法第16条第1項の規定により、千葉県の区域に属する公共用水域の水質汚濁の状況をを常時監視するために行う水質及び底質の測定について、必要な事項を定めるものであり、変更点等について事務局(千葉県)から説明を受けました。

 

測定機関は原則として

●河川法で定める大臣管理区間は国(国土交通省)

●その他の水域は千葉県及び水質汚濁防止法施行令に定める市(千葉市、船橋市、柏市、 市川市、松戸市、市原市)

が実施します。

 

 

要監視項目のPFOS及びPFOAについては委員から多くの意見や要望が出されました。

報道されている指針値超過している金山落については千葉県は柏市、鎌ヶ谷市、白井市と連携し、流入水路の水質調査を行うなど原因を調査中となっています。

 

 

海上自衛隊下総航空基地に対し、水質調査を依頼しており、超過が確認された井戸の使用者には飲用指導を行っているところです。

当然のことですが、目標値等を超えてPFOS及びPFOAが検出された際は、ばく露防止の取組を実施することが最優先であり、広く網をかけて調査を行い、住民の不安を払拭していくことが求められます。

千葉県はPFOS及びPFOAの調査についてはローリング調査による令和8年度実施予定分を前倒しし、7年度分と併せて実施することとしています。

 

印旛沼及び手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)の進捗については、私もいくつか質疑を行いました。

 

手賀沼流域に住む住民として、県議として、審議会委員として、様々な立場で手賀沼に関与しておりますが、水質については低調な状況です。

 

 

千葉県には様々な各種政策を進めていただいていますが、課題として、水質改善の停滞、外来水生植物の繁茂、親水利用の場としての評価が十分でないといったことが挙げられます。

 

湖沼についても気候変動などの影響やナガエツルノゲイトウなど外来水生植物の繁茂やハクレンの大量死、不法係留船やゴミなど新たな課題が出てきていることを指摘させていただきました。

千葉県は外来水生植物が繁茂することによる底層DOへの影響や駆除による底層DOの変化を測定し、駆除の効果を確認することとしているとのことでしたので、部会長とともに測定後の数値についてはわかり次第、示していただきたいと要望しました。

 

また、流域市町村と長期ビジョンは共有し、引き続き市町村と同じ方針で取り組んでいただきたいと話しました。

 

引き続き、積極的に環境問題に取り組んでいきます。

今日は2月定例県議会に向けたまだまだ仕事が続きます。