12月に入りました。
11月の主な活動を公式ホームページに更新しました。
千葉県議会は会派代表質問が終わり、今週から議員の一般質問に入っています。来週以降は常任委員会の審議となるため、まったく気を抜けない議会中心の日々を過ごしています。
まず、議会内容に入る前にご報告です。
湖北駅にて駅頭していた際に地域の方や視覚障がいのある方から駅前コインパーキング前の歩道がガタガタで、尚且つ点字ブロックがそのガタガタとなっている部分の上にあるために大変危険
というご相談を承っておりました。
この部分は我孫子市の所管であったため、我孫子市と協議を行い、対応完了したとの報告をいただきました。
厳しい財政状況でありながらも市民の安全の為、早めにご対応いただきました我孫子市に感謝いたします。
本日は『千葉新政策議員団』の代表質問で私が担当させていただいた質問項目のうち、多頭飼育問題についてお伝えしていきます。動画でも更新しています。
【千葉県動物の愛護及び管理に関する条例について】
、「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」により、千葉県では犬・猫を合計で10頭以上飼養する者は届け出をしなくてはならないことになっています。
令和6年度末時点で届け出は386件とのことですが、数字を見ても明らかに届け出をしていない飼い主がいることが推察されます。
この届出がなぜ必要かといえば、飼養継続不能に陥るいわゆる多頭飼育崩壊の未然防止のためです。しかしながら、依然として多頭飼育崩壊が県内で発生しており、その飼い主は届け出をしていないケースが見受けられます。
多頭飼育崩壊の前触れなどは、飼い主が届け出を行っていれば行政側が定期的にチェックをするなど、未然に防ぐことができたにも関わらず、地域住民から通報があった時にはすでに崩壊が起きている状況であることも少なくありません。
(質問) 犬・猫を合計で10頭以上飼養する者の届け出について、広報・啓発を強化すべきだと思うが、県として今後、どのように取り組んでいくのか。
(答弁) 県では、「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」において、犬猫を合計10頭以上飼育している飼い主に対して保健所への届出を義務付けるとともに、適切な飼育方法や不妊去勢手術による繁殖制限等の指導・助言などを実施しています。
また、多頭飼育している飼い主からの届出を徹底させ、その飼育状況を把握しておくことが多頭飼育に起因する問題の早期探知につながることから、県ホームページや広報紙などを活用し、届出制度の周知を行っているところです。
今後は、これらに加えて、市町村や関係団体と連携の上、自治会回覧や犬猫の飼い主が多く集まる動物病院等におけるチラシの掲示のほかSNSの活用などにより、制度の一層の周知に努めてまいります。
【福祉との連携】
早期発見に向けた福祉との連携についてです。
多頭飼育崩壊が発生すると保護された犬や猫は保護団体による慈善活動に依存し、保護数が多ければ多いほど、不妊去勢手術・治療に多額の費用がかかります。
また、その支援内容は各自治体によって異なる上、十分ではなく、保護団体の持ち出しが多くなります。
多頭飼育問題の背景には、経済的困窮や社会的孤立による生活困窮等の問題も指摘されています。そこで、早期に多頭飼育崩壊の兆候を察知することができるのが地域の担い手です。県は先般、地域住民を見守る民生委員や社会福祉協議会などアンケートを実施し、市町村へ共有したとうかがっています。
(質問)アンケート結果はどのような内容であったか。また、それらを今後、どのように多頭飼育崩壊の未然・再発防止に生かしていくのか。
(答弁)本年2 月に市町村や民間団体等を対象に、福祉部門と動物愛護部門の多頭飼育対策に係る連携状況の把握等を目的としたアンケートを実施したところ、福祉部門の約8 割が動物に関する問題に遭遇していながらも、動物愛護部門などの他部署に相談したケースは、このうち6割程度にとどまっていました。
その理由として、「どこに相談したらいいか分からない」「動物愛護部門に相談しても対応してくれない」「動物の問題は福祉部門の業務ではない」等の意見が寄せられ、互いの役割や連携の必要性について認識が不足しているなどの課題が明らかになりました。
今後は、毎年開催している動物愛護セミナーにおいて、多頭飼育問題における多機関連携をテーマとした講演や好事例の紹介を行うなどにより、両部門の共通認識を醸成するとともに、連携体制を構築し、多頭飼育問題の未然・再発防止を図ってまいります。
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私自身も保護団体の活動のヒアリングや保護している現場を見せていただいたりしながら実態把握に努めていますが、24時間お世話しているその活動には頭が下がります。
行政としてできることを協議しながら、動物の命を守る活動に取り組んでいきます。
11月の主な活動報告/【千葉新政策議員団代表質問】多頭飼育問題
水野ゆうき


