現市役所は、一部の建物の耐震に問題があることから、建て替えをする必要があります。そこで、本郷谷松戸市長は、松戸駅東口イトーヨーカドー裏の国有地に市役所移転することが望ましい、と意向を表明しています。6月議会には、この国有地を市役所移転候補地として、約30億円で財務省から購入するといった、市役所移転建て替え議案を、市長は市議会に提案しました。市議会で審議した結果、賛成少数で市長の市役所移転建て替え議案を否決。私、関根ジローも反対票を投じました。反対した理由は、市役所移転候補地の広さが現市役所の6割ほどという狭さの問題や、移転候補地の立地が崖の上にあるといったアクセスの悪さなど、多岐にわたります。そして、何よりも問題だと思うのは、市役所移転候補地の用地と周辺道路が土砂災害警戒区域等に指定されていることです。土砂災害警戒区域等というのは、土砂災害が発生した場合に市民の命や財産が守れない、そういう危ないところを予め土砂災害警戒区域等に指定していく、という取り組みなのですが、まさに土砂災害警戒区域等に指定されている危ないところに市役所移転することは多くの市民の理解が得られるわけがない、と私は思います。さらに問題な続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』