〇千葉県の発表について 4月12日、千葉県が「松戸市に居住する夫婦と子ども2名の家族が、新型コロナウイルス感染症に罹患した」と報道発表しました。3月31日父親が体調不良を訴え、家族で検査を受けたところ、4月10日全員陽性と判明し、自宅療養をしているという内容です。また、子ども2名とも4月6日の始業式(1名は市内の始業式、1名は市外の始業式)に出席しているとのことです。 まずもって、発症されたご家族の快方を願っていますし、ご家族が「他の人に感染させたかもしれない」と自責の念にかられている可能性があると思われますが、ご家族に責任はないと思います。 〇松戸市長・教育長の責任について 本件について松戸市に関わるのは始業式についてです。本郷谷松戸市長・教育長に始業式を強行した責任があります。とりわけ本郷谷松戸市長は自ら4月3日に「松戸市は感染拡大警戒区域に当たる」という旨の危機感を市民に対し表明しておきながら、保護者からの完全休校・始業式延期を求める声を黙殺し、4月6日の始業式と、一部の学校による7日の登校日を行わせた判断には重大な責任があります。 〇「生徒」のクラスや担任への注意喚起等について 安藤じゅん子・千葉県議会議員と連携し、千葉県に対して、「生徒のクラスや担任には注意喚起しないのか」と質問したところ、「1名は県立高校であり、県立高校から同校保護者に注意喚起を実施済みです。もう1名は市立中学であり、市が対応されるものと思われます」との回答がありました。 そこで、関根ジローも所属する市議会会派「政策実現フォーラム」として下記の質問を、4月13日に松戸市教育委員会に対して提出しました。 ****4月12日に市内在住発症者に中学生がいて6日の始業式に出席したと聞いているが、 1.生徒が通っていた中学から、同校の保護者に注意喚起をするのか。 2.同校は7日を登校日としていたのか。生徒は登校したのか。 3.感染者の概要をみると、8日発症となっていますが、その場合、始業式や登校日などで接触の可能性があったと考えられるが、疫学調査は行われるのか? *世界保健機関(WHO)は3月下旬に、患者が発症する2日前から1メートル以内で15分以上会話した人などを疫学調査の対象とするよう暫定指針を改定しています。**** 4月16日に、この質問に対する教育員会の回答が下記の通りありました。 ****1.本市の新型コロナウイルスへの対応といたしましては、松戸保健所の指導、指示のもと、行わせていただいております。 2.4月12日に発表がありました、市内在住の中学生への対応につきましては、松戸保健所から、濃厚接触者がいないとの報告を受けましたことから、本市ホームページの「市内に居住する新型コロナウイルス感染症患者等の発生状況」に「松戸保健所からの他の生徒との濃厚接触者はないとの報告を受けている」と掲載いたしました。 3.続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』