松戸市子ども応援事業(図書カードの配付)について

松戸市では、子どもが自宅で過ごすことが増えていることから、その時間を充実したものにできるよう、図書カードを配付します。3歳児から18歳の子どもが対象で、1人当たり5,000円分の図書カードになります。 この事業については市民から様々なご意見の声が挙がっており、その声をうけて9月市議会で下記の通り、会派としての意見を市に申し上げました。 ***こども応援事業の図書カードの配布については、コロナ禍で自宅で過ごす時間が多くなっている子どもたちに、本を読んでもらいたいという事はもちろん否定するものでは有りませんが、秋冬の再流行にむけて、他の緊急を要するコロナ対策も十分とは言えない中で、普通ならこのコロナ禍の間、継続して感染防止に使える設備投資などの方が優先度は高いとおもうのですが、事業規模をみるとそういった設備投資よりも大きいものになっています。今回のコロナ対策補正予算の総額約34億円のうち、図書カードの費用は3億4000万円という事で、とても予算規模が大きくなっている事から、市民の間でも疑問の声が上がっています。 松戸市としては、コロナ対策の補正予算は家賃支援を含む事業継続や雇用維持等への対応や、新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化等への対応を中心に考えていただいているという事でしたが、せっかくこれだけの予算規模ですから、事業目的として地域経済の活性化という側面があることについて、市からもっと積極的な説明が欲しかったと思います。 委員会でも要望しましたが、図書カードを使える場所は、市外の本屋やインターネットサイトでも使えてしまうということですので、最大限、市内の地域経済活性化の観点から市内の本屋さんで図書カードを使ってもらえる工夫をしていくことがとても重要だと思いますので、よろしくお願いします。 ただ、まだまだ感染対策としての設備投資も十分ではありませんし、我が会派では、有症者へのPCR検査の拡充だけではなく、無症状の方への社会的な検査も広げていくべきだと考えていますし、今後感染がさらなる拡大をすれば、ここにもお金をかけなければならなくなります。この図書カード配布に予算をかけてしまった事で、緊急を要するコロナ対策がで続きをみる

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