経路不明急増で保健所負担増

NHK(2021.1.13)を転載します。記事URLはコチラ⇒https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210113/1000058909.html ↓↓↓ 新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い感染経路がわからない人が増えていることで、濃厚接触者や感染経路を調べる保健所の負担も増しています。東京・墨田区の保健所では、感染者が確認されると濃厚接触者や感染経路を調べる「積極的疫学調査」を行っています。 東京都によりますと、感染経路がわからない人は、先月1か月間は11月の2.1倍となる1万1717人にのぼりました。さらに、今月は、12日までですでに1万1219人となっていて、増加のペースが加速しています。東京・墨田区でも先月以降感染者が急増し、感染経路がわからない人も1週間の平均で、2か月前の11月8日時点では5人と全体の26%だったのが、今月6日の時点では120人と全体の61%に上っています。墨田区保健所では12日も、保健師が感染した人に1人ずつ電話をかけて職場への出勤状況や、発症前にマスクをせずに近距離で会話した人がいたかなどを聞き取っていました。区では「トレーサー」と呼ばれる疫学調査を担当する保健師など、新型コロナ対応にあたる職員を当初の10人から、8倍の80人に増やして対応にあたっていますが、ギリギリの状態だといいます。墨田区保健所の西塚至所長は「第3波については12月の第2週くらいから極めて急しゅんな増加が見られ感染が隅々まで広がり、いつどこで感染してもおかしくない状況になった。感染者の急増に伴って飲食した場所の聞き取りなどに時間がかかっているのが実情で、すべての調査を終えるのに1日では終わらない、翌日に持ち越すケースも増えてきている」と話しました。 【濃厚接触者の調査継続は】こうした中、積極的疫学調査の対応が追いつかないケースも出てきていることから、神奈川県は医療機関や福祉施設などを除く一般の感染者については、同居する家族以外の濃厚接触者の調査を原則、行わないなど調査を大幅に縮小することを決めました。首都圏の1都3県の知事も12日、菅総理大臣と会談し、濃厚接触者や感染経路を調べる保健所の調査の重点化や簡略化に向けて国が基準を示すよう要望を行いました。一方、墨田区は、現時点ではすべての感染者に対する疫学調査を継続するとしています。クラスターを追えなくなるうえ、感染者が出た企業や団体続きをみる

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