既存ダムの活用:国内全体の治水機能の強化で水害対策

今週、「既存ダムの洪水調節機能強化に向けた検討会議」を発足させました。10月の台風第19号をはじめとした一連の記録的な豪雨は、東北、関東甲信越を中心とした広範な地域において大きな被害をもたらしました。 「地下神殿」と呼ばれる首都圏外郭放水路や日産スタジアムのある鶴見川多目的遊水地など、今まで積み重ねてきた治水対策が効果をあげた一方で、中上流域を中心に71河川の140カ所で堤防が決壊して洪水が発生した地域の被害は甚大なものとなりました。近年、災害につながる広範囲な大雨や局地的豪雨は増加傾向にありますが、堤防のかさ上げやダムの新設には多大な費用と時間がかかります。そこで今回、既存のダムの運用を変えることで洪水被害の軽減を図るための検討を始めることとしました。我続きをみる

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