感染症対策:検査体制の整備とワクチンの開発・確保で、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図る

先週、川崎市健康安全研究所を視察しました。新型コロナウイルス対策の第一線を担う地方衛生研究所として、(1)PCR検査など検査の実施、(2)抗原検査などの調査研究、(3)医療関係者や市民への情報発信に取り組まれている状況をうかがいました。新型コロナウイルスのような未知のウイルスに対処していく上では、正確な診断を行うための検査が欠かせません。また、より患者の負担や医療従事者の感染リスクが軽減でき、より迅速に結果が得られる検査法の開発・改善を図っていくことが重要です。研究所の抗原検査とウイルスに関する研究成果が大きな役割を果たすことで、検査能力が飛躍的に向上し、30分という短時間で結果が得られるようになったことをうかがいました。政府では、こうした科学的知見の積み重ねを通じて、PCR検査に加え、抗原検査、これまでよりも簡単に採取できる唾液の利用など、検査手法の選択肢を拡大してきました。特に今後国際的な人の往来の段階的再開が見続きをみる

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