安倍総理は先週、中国を訪問して習近平国家主席、李克強総理と会談し、今週には訪日したインドのモディ首相とそれぞれ首脳会談を行い、大きな成果を上げました。今年は日中平和友好条約締結40周年の節目の年です。今回の中国訪問は今年5月に日本で行われた李克強総理との会談時の招請にこたえる形で、日本の総理大臣として約7年ぶりに公式訪問が実現しました。習近平国家主席、李克強総理、それぞれとの首脳会談では、(1)国際スタンダードの上に、競争から協調へ、(2)隣国同士として、互いに脅威とならない、(3)自由で公正な貿易を発展させていく、 という三つの原則の確認を含め、幅広い分野で具体的な成果を出すことができました。北朝鮮問題では、強い影響力を持つ中国に対し、安倍総理から拉致問題解決の重要性について説明し、中国側から理解を得ました。また、経済面では、1979年から始まったODA(政府開発援助)の終了を確認するとともに、日銀と中国人民銀行との為替スワップ締結を含む新たな経済・金融分野の協力を確認しました。 民間が主体となって、第三国へ経済協力を行う「第1回日中第三国市場協力フォー続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』