東京都庁トップクラスの天下り的?!再就職先一覧2020

本日は都議会第四回定例会、各議員によります一般質問でありました。残念ながらお姐は年に一度しか質問ができません。人口1300万人、15兆円予算、コロナ禍もあって、午後から半日ずつ二日で、代表質問(大会派の代表者による質疑)と一般質問(各会派個々の議員による質疑)が終わっていいのか?という基本的問題もあります。都議会は都道府県の中でも最も古~い地方議会の一つでございますことがこの点からもお分かりいただけたと思います。
お姐の文書質問や各種質疑のタネやネタになるものあるかな?と耳を澄ましておりました。各会派、小池知事へのヨイショ、党利党略、イデオロギーなくそれぞれ自分自身の着眼点で切磋琢磨して地域住民のための議論ができることをいつも願ってます🙏

【“上級国民”には用意されるポストと報酬】
さて、毎年この季節楽しみにしておりますのはクリスマスプレゼント…ではなく、11月末に明らかになる「都庁官僚天下り情報」
コロナ禍に喘ぎ、正社員でも夏も冬もボーナスなし、雇い止めに遭う都民をよそに、小池知事がガッチリ超高額退職金を満額受領していたことを独自調査で明らかにし大きな話題となったことは既報の通り。

小池百合子知事退職金は3500万円!コッソリ受け取っていました 2020.11.02

都民に「上級国民」と言われてもしかたのない厚遇は、知事だけではありません。すべての都民の0.3%しか就くことのできない局長・副知事クラスの幹部職とて同じ。どこの自治体もこうしたトップクラスの官僚はその後「天下り」的なポストと年収一千万以上であろう報酬がシッカと外郭団体や関連企業に用意されておるのでございます。

【マイルールのもと官僚のあっせん?!】
日本の「野党」(共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党等)は、すべて公務員労働組合の応援・支援を受けておりますし、むしろ彼らの代弁者であることから、既存国政与野党で本質的天下り問題は議論されて来ませんでしたが、お姐も深くかかわりました第三極勢力が登場し、厳しく批判をされることとなり制度の見直しが(表面上)整いました。
東京都としては「都を退職した職員が、定年又はその直前まで勤務して培った知識・経験を社会の様々な分野で活用することは、社会の要請に応えるものでもあり、有意義と考えています。」とし、もっともらしいマイルールのもと、都庁官僚を「推薦」「情報提供」(←あくまでもあっせんではないとしている…)しております。
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▲東京都の退職管理の枠組み(都HPより

このポンチ図、わかるよーなわかんないよーな。下手にルールづけしちゃったもんだから「制度にのっっとて適宜適正にやってます!」的開き直りとしか思えない(;´∀`)

【局長等職員の最終就職先状況】
今年の再就職先状況一覧はこちら。(全体→再就職先状況の令和2年度公表分)
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▲令和二年度局長等職員の再就職状況

東京都政策連携団体一覧(都民の税金が投入されている所謂、天下り、もとい外郭団体)

事業協力団体(↑団体の弟分的外郭団体)

・副知事 → (公財)東京都都市づくり公社理事長(東京都政策連携団体)

・東京都技監(都市整備局長兼務)→(公財)東京都公園協会理事長(東京都政策連携団体)

・政策企画局理事(長期戦略プロジェクト推進担当)(政策企画局理事(政策調整担当)兼務)
→(株)日本宝くじシステム代表取締役常務(元総務省管轄?)

・総務局長 → (株)東京交通会館代表取締役・取締役副社長(事業協力団体)

・総務局理事(人権担当)→ 首都圏新都市鉄道(株)常勤監査役(事業協力団体)

・総務局理事<特別区人事・厚生事務組合派遣> → (公財)東京都環境公社理事長(東京都政策連携団体)

・職員共済組合事務局長 → 東京都下水道サービス(株)代表取締役社長(東京都政策連携団体)

・主税局長 → (株)はとバス代表取締役社長(事業協力団体)

・環境局次長 → (公財)東京都私学財団専務理事(事業協力団体)

・福祉保健局理事<東京都社会福祉事業団派遣> → (社福)東京都社会福祉事業団理事長)(東京都政策連携団体)

・産業労働局次長(政策企画局理事(成長戦略担当)兼務 → (株)セントラルプラザ代表取締役社長(事業協力団体)

・建設局長 → (株)東京テレポートセンター代表取締役社長(事業協力団体)

・下水道局理事<東京都下水道サービス(株)派遣> → 東京都下水道サービス(株)専務取締役(東京都政策連携団体)

・教育長次長<政策企画局理事(成長戦略担当併任)><中央図書館長事務取扱> → (公財)東京税務協会理事長(東京都政策連携団体)

・人事委員会事務局長 → (公財)道路保全整備公社理事長(東京都政策連携団体)

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はい、めまいと闘いながら投稿いたしました。
双六で言えば最高の「アガリ」の局長級幹部職が、皆様から頂戴した貴重な血税が投入されている外郭団体へ「再就職」されている実態。戦後の混乱期ならまだしも存在意義ももはや不明でありながら存在し続ける外郭団体は、こうしたアガリポストのために税金投入して営々と続けられている実態と、それと闘う孤高の議員(お姐)がおりますことを、ぜひ皆様に知って頂きたいと思います。

【マイルールすらも逸脱する小池都政人事】
お姐の「天下り注意報」を初めてご覧になる方は腰を抜かしたと思います。しかし!それでも、都庁官僚は40年にわたって都民と都政に使え、0.3%の狭き門を勝ち抜き昇進試験を受けて局長クラスに就任され、それなりの「整合性」のもと天下って…もとい「再就職」されてきたわけでございますので、わからないでもない、こともない

が!

これまで指摘してきたように“都庁版『女帝』”をしたためた(迷走する小池都政。裏側にあるのは傍若無人“人事”?!参照)『築地と豊洲』の著者澤章氏は上記にある「東京都環境公社」を異例の短期間ででクビにした一方で、都民ファーストの会代表をつとめつつ知事特別秘書を兼ね、退任後、現在は東京水道株式会社社長(東京都政策連携団体)に就任している野田数氏は、平成27年と同様の不祥事が本年も発生しているにもかかわらず、その去就につい ては議論にもなされず、公営企業委員会へ出席しての陳謝も説明も実現されておりません。ちなみに元特別秘書は特別公務員なので東京都の再就職情報にも記載がないわけです💢
この件につき、またしても前回定例会にてシツコクお姐は小池知事に質しました。

お姐「外郭団体トップ人事の去就についての小池知事の判断基準はどこにあるのか」

小池知事「政策連携団体をはじめとした各団体の役員人事については、団体自らの経営判断により、決定すべきものであり、これまでも団体の自主的判断により役員を任用しています。
また、都職員の活用が求められている団体については、本人がこれまでに培ってきた経験等に応じて、適切な人材を推薦しているところです。
その上で、都の事務事業と密接な関連を有する業務を担っている政策連携団体については、都のガバナンスを確保し、都政と連動した効果的な運営を図る観点から、必要に応じて、適切な人材を推薦しています。なお、各団体の役員人事に関しての推薦理由については、各団体の公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれがあるため、お答えしかねます。」
(お姐超訳:制度にのっとって、推薦したの!クビにしたかどうかは言えません。)

という、木で鼻をくくった答弁となっております。
それでなくても伏魔殿の都政人事が、小池都知事となってからはさらに私物化?私怨化?が甚だしく、閻魔様も放り出す状態で、ございます。

【お姐総括!】
ちなみに、本来であれば今日、都民ファーストの会からの罰則条例案が提出される予定でしたが、ご承知のとおり廃案になったのでメデタシメデタシ😆
そして!
クビになった(失敬!)、澤章氏のホンネはこちらで読めたり見られたりしますので是非チェックしてください♪
澤章のコラム記事一覧|日刊ゲンダイDIGITAL

都庁watchTV
「小池知事に外郭団体理事長をクビにされた男が、33年間の都庁経験を活かし、外からはうかがい知れない都庁の内側に鋭く迫ります。」←ガンバレ!!澤さん


★【日本維新の会】江戸川区議のひき逃げ事件で3つの罪が明らかに!?★
先週、先週江戸川区を震撼とさせる報道がありました。
江戸川区選出の地方議員としても大変申し訳ない事案で看過できないことから見解を述べてます。


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自由を守る会代表 上田令子チャンネル

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