「そこにトモダチ発注はないか?」元Yahoo!社長 宮坂学副知事への質問してみた第一弾

金権政治の癒着の温床として、昭和から平成までは公共事業、道路、新幹線、役所庁舎といったいわゆる目に見える「ハコモノ」が問題視され、未だ贈収賄や談合事案、業界へのバラマキが散発するものの、入札制度の改善が亀の歩みで進んでまいりました。一方、平成後半から令和にかけては「目に見えないハコモノ」の問題が急浮上しております。

【行政の電子システムという「目に見えないハコモノ」】
2007年(平成19年)私が江戸川区議になって驚いたのは、役所の事務処理システム発注について、土木工事と違い(役所には一級建築士がいたり見積もりにかかる細かな仕様書などもあります)、役所には発注能力も見積もり点検能力も脆弱であるということです。
その後一気に時代が電子化し、行政サイドの発注やその中身、納品後のチェック機能が追い付いていておらず、政府から地方行政まで納品事業者に言い値を払っているのではないか?!大問題に、即座に気づきました。

道路や庁舎などの公共工事は目に見えるものですから住民も「無駄だからやめて!」とすぐにわかりますが、システムは目に見えませんから、その質、価格の正当性が見えてこない。ここが極めて厄介であり、盲点なのであります。

議会においても、それでも土建屋の社長がいいかどうかは別として「地元の名士」として議員になってたりしたのでそれなりに、工事案件は理解できたものですが、システムはサッパリわからない議員が大多数。
そこで、目的としては福祉事務の軽減とか、昨今の都政ではコロナ対策の迅速化の名のもとにドンドコ「DX化」が進んでいます。

【宮坂学副知事就任に反対したワケ】
私は、鳴り物入りで小池百合子都知事に「大抜擢」されたYahoo!出身の宮坂学副知事就任には都議会でたった一人反対をいたしました。
なぜならば、かつてIT業界にいた人間を副知事にすれば、身内にシステムや電子化推進事業を発注する「利益相反」要素が否めない危惧があったからです。
無報酬か実費程度の「顧問」であれば問題はなかったのに、なぜ1400万円の報酬をしはらって行政人として雇用するか非常に危機感を募らせてきたわです。
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案の定、コロナ前から生活困窮、虐待、イジメ、首都直下型地震対策など課題山積であるというのに、にわかに都民生活に寄与するとも思えないTOKYO Data Highway基本戦略が立ち上がり、あれよあれよというまに東京都デジタルサービス局が設置され、これまた今やるの?的カタカナ事業、実証実験が次々に行われています。
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【コロナ対策に名を借りたバラマキ?!】
危機迫る状況下で編成された一般会計は、19次にわたり補正を重ね、その中にも数々のシステム、や不要不急の実証実験「ジタルトランスフォーメーション推進に係るスタートアップ実証実験促進事業」などが火事場泥棒的にもぐりこんでおり都度お姐は頭を痛めておりました。

ことに許しがたかったことは、飲食店の時短協力金の遅配・申請ができない数限りないトラブル、医療者向けワクチン予約システムの個人情報流出、接種率が7割になっているのになぜか10億もかけて実施する若年者向けワクチン接種キャンペーン「TOKYOワクション」といった、コロナ禍に名を借りたバラマキともいわれかねぬ、そして必要不可欠だというなら、なぜこれほどシステムトラブルが発生して業者にお咎めなしなのか??

職人議員お姐、問題意識をもち静かに調査をしておりました。すると点と点がつながって一つの線が見えてきました。
そこで昨日閉会した東京都議会第四回定例会に文書質問を提出させて頂きました。
取り急ぎ、事業ごとに私の質問文をお示ししてまいりますのでまずは第一弾、是非問題意識を共有してください。

【新型コロナウイルス感染者対策サイトについて】
令和3年3月3日に公開をした新型コロナウイルス感染者対策サイトは、一般社団法人コードフォージャパンが受託し、当初副知事鳴り物入りとマスコミに取り上げられましたが、データを扱うIT技術のある層には玄人受けしても、中高年、一般都民にとっては非常にわかりづらく、区市町村サイトの方が断然わかりやすいという声も多々私のところに届いております。ちなみに、コードフォージャパン代表は、宮坂学副知事が、かつて社長を務めたヤフー株式会社の元社員です。つきましては以下について、お尋ねいたします。

ア 同社と宮坂学副知事就任以前も含めて、宮坂副知事何らかの利害関係を有していないか、副知事に確認致します。

イ 同社が参加した、入札の情況につき、入札参加可能事業者数、落札時期と内容の詳細について時系列でご説明下さい。

ウ 同サイトにつき、同社へこれまで初期経費と運営経費にわけて、いくら支出してきたのか、今後の支払い見込みも含め伺います。


【お姐総括!】
ええ、もちろんお姐の老婆心、取り越し苦労であればそれに越したことはないわけでございます。
君子危うきに近寄らずといいますがね、あたしゃ「都議会議員」」ですので、あやしいなというものには近寄って「火中の栗」を拾うのが「地方政治家」という因果な稼業でございます。
議事録が公開されるのはなんと年明けの2月末第一回定例会初日ですが、答弁が固まり次第、都民の貴重な情報ですから随時、こちらblogで公開させていただきますのでご安心くださいませ。

お姐の疑問に大いに納得!
ここがヘンだよ!都のシステム発注!という方…なにかしら情報をお持ちの方はぜひ、上田令子メールフォームへご一報くださいませ。(URLなど入れると投稿できませんのでまずは文字情報だけください。折り返しお返事させていただきます。)

それでは第二弾も楽しみにしてくださいませ。

★【未公開】免停無免許当て逃げ元都議の、議員報酬の返還とボーナス差し止め記者会見part1‼️★
結局、12月10日にボーナス115万5882円が支払われ、11月15日に満額支払われた報酬81万7600円の過払い分(11/23~30分)21万8027円が12月13日に都議会に返金されておりますことを確認しています。つまりボーナスが入るまで、返金ができなかったということです。
監査委員会は12月16日、12月23日、1月6日と委員審議(非公開)も注視し随時報告いたします!
笑ってはいけない記者会見w第4弾まで全部ご覧ください♪


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