前橋市長選挙で現職候補が敗北した原因:⑨〜勝利を呼び込んだのは小川晶候補本人の胆力(決断力)!!

2024年2月18日 夕方。高崎の自宅からのブログ。 公務(知事としての仕事)も政務(地元の政治活動)もない日曜日の今日も、朝から精力的に活動している!!そう、仕事以外にも、やるべきことが山ほどある!!(ふう) もう少し正確に言うと、今の自分に(遊びも含めて)「無駄な行動」は1つもない!!全ての経験が、県の森羅万象に関わる知事の任務を果たすための材料(エネルギー)になっているからだ!! 知事である山本一太と、周りの政治家との最大の違いは何か?!それは、「政治」(特に選挙)というミッション自体が、「全人格を賭けた戦い」だと捉えていることだと思う!! 全国を見渡せば、山本一太より優秀な首長や、政策に詳しい議員なんて、山ほどいる!!が、逆に言うと、その人たちは「普通に優秀な政治家」というだけだ!! いわゆる「成績のいい優等生」はいても、相手の心を揺さぶる言霊を持つ人や、周りをワクワクさせる引き出しを持つ人は、本当に少ないと感じてしまう!!(ガクッ) ここまで書いてよく分かった!!だからこそ、「周りの政治家の話が、やけにつまらなく聞こえるのだ!」と。正直に言うが、24年にも及んだ永田町でのキャリアを通じて、「議員を辞めても付き合いたい!」と思う人は、(先輩でも後輩でも)ほとんどいなかった気がする!! その自分が、「政治家を引退した後も、ずっと友人でいたい!」と思うのが、河野太郎氏とか、武見敬三氏なのだ!!この2人が「いかにチャーミングな人物なのか」が、よく分かるでしょう?!(ニッコリ) 繰り返すが、自分にとって、知事という職業は「全人格を駆使すべき勝負」なのだ。当然、アニメや漫画を含む幅広い分野の雑学(?)も、アコギを弾けることも、CDを発売した歌唱力も、日頃はあまり公開していない得意のモノマネ(笑)も、大したことのない英語力も、あらゆる場面で最大限、活用している!! 細かい説明は控えるが、国会議員時代には、あまり役に立たなかった幅広い分野の知識や、飽くなき好奇心が、県政を運営していく上で、大きな武器になっている!! 個人的な趣味も、過去の数々の恥ずかしい失敗も、全て知事の仕事の糧になっている!!人生で、こんなに幸運なことって、ないですよね?!(ニッコリ) さて、ここからは、久々に「前橋市長選挙に関するブログシリーズ第2弾」の続編を記す。 振り返ってみると、今回の前橋市長選挙において、現職の山本龍市長が再選を果たせなかった最大の要因は、この4年間、前橋市役所のガバナンスが機能していなかったことだ!!自分はそう見ている。 もっと言うなら、ガバナンスの欠如から連続して発生した行政の不祥事(汚職による幹部の逮捕や副市長の辞任劇を含むゴタゴタ)に、適時適切に対処出来なかったことだと感じている!! ここに、(厳しい表現で申し訳ないが)現職サイドの「油断」と「慢心」が加わっていた!! 例えば、山本市長が一連の不祥事が発生した直後に、市民に対して、心からのお詫びと丁寧な説明を行い、再発防止にもっと厳格な対処をしていたら、もっと言うならその時点で、投票日の1週間前に急遽、発表した「市長給与の50%返上」のような宣言をしていたら、その後の有権者の反応は全く違うものになっていた気がする!! 更に言わせてもらうと、現職の山本龍候補が、12年前の選挙で掲げた「市長任期は2期8年まで」という公約を守らない理由を、もっと明確に説明していたら、市民の胸に燻っていたモヤモヤ感は、かなり払拭出来ていたのではないか?! 加えて、(その⑧でも指摘したが)4年前の選挙の得票率が4割に留まった事実をもっと謙虚に受け止め、6割の現職批判票、特にもう1人の保守系候補(元自民党県議)を支援した人たちとの和解を、進めておくべきだったことは言うまでもない!! 今さら言っても仕方のないことではあるが、もし山本市長が、3期目の過去4年間、市役所のガバナンスを正常に機能させていたとしたら、それに加えて、3度目の再選を果たした直後から「選挙で他の候補者を応援した6割の人たち」、特に「県議選最多得票の常連だった岩上元県議」とその支持者の人たちとの和解の努力をしていたとしたら、恐らく小川候補は立候補すら出来なかっただろう!!つけ入るスキが無かったからだ!! その一方、現職陣営の油断と慢心は、山本候補が自民党群馬県連と公明党群馬県本部の推薦を取り付けた直後から、特に強まっていた感じがする。 現職の選対に張り付いていた地元秘書から毎日、電話で報告を受けていたが、山本市長の陣営は、最後まで「小川候補が出馬するという情報はあるが、結局続きをみる

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