2025年6月9日:パート3 19時過ぎ。夕食を食べる前に、「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録運動」に関するブログシリーズに突入する!! 文化庁が、これまで「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録」に慎重だった理由は、よく分かる!! 長年に渡り、政府から「文化」とは認識されていなかった日本の温泉の独自性を「文化」として定義付ける(=新しい概念を練り上げる)ことは、決して簡単な作業ではないからだ!! そもそも、「ユネスコの無形文化遺産」は、とても人気がある。多くの自治体や関連団体が有望な候補を抱え、「登録の実現」を狙っている!!事実、登録を目指す「ウェイティングサークル」には、多くの候補が控えている!! 当然のことながら、温泉文化より「ずっと文化として定義しやすい」テーマも多数、あるに違いない!! にもかかわらず、この1、2年、これまでは難色を示していた文化庁が、より真剣に「温泉文化の可能性」に向き合ってくれている!!その点は、「知事の会」の事務局長として、とても感謝している!! 実際、青柳元文化庁長官に座長を務めて頂いている「有識者検討会」には、文化庁、環境省、観光庁、厚労省の4省庁の関係者がオブザーバーとして参加。様々な意見を出して頂いているとのこと。そのことにも、この運動を推進する知事の1人として、心から感謝を申し上げたい!! 本来なら、(昨年に引き続き)6月の「骨太の方針」に、より明確な「温泉文化」の記述を盛り込んでもらおうと考えていた。そのために、与党議連の方々にも、精力的に動いてもらうつもりだった!! が、今、「温泉文化の運動」にも前向な姿勢を見せてくれている文化庁が、「そうした議連の動きによって、担当部局が多大な負担を抱え込むことを懸念している!」という情報を漏れ聞き、(議連の幹部とも相談しつつ)今年は「派手な動き」を控えさせてもらうことにした!! 文化庁の温泉文化担当は、森田次長と小林審議官だ。2人とも、「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進議連」の総会に足を運んでくれた。(感謝)その席で初めて名刺交換したが、とてもいい感じのひとたちだった。 特筆すべきは、上記の総会の場で、森田次長が(文化庁の幹部として初めて)「温泉文化をユネスコ無形文化遺産に登録する価値は、十分にある!」と明言してくれたこと!!(感謝x10) 文化庁の皆さんには、この問題で、いろいろとご迷惑をおかけしていることを、申し訳なく思っている!!(ふう) 加えて言うと、佐藤地域創生部長からも、「有識者検討会では、文化庁の担当者から、丁寧なアドバイスを頂戴しています!」との報告を受けている!! 最大のカギとなる「温泉文化の定義の確定」も、着実に進んでいる気がする!! こうした流れを受けて、知事として発言する際には、「慎重に言葉を選ばねばならない!」と自らに言い聞かせていた。更に言うと、このブログシリーズを連載するかどうかも、迷っていた!! が、28年の登録を目指す「温泉文化」の強力なライバルであり、やはり最短の登録を目標としている「神楽」の動きと、後述する阿部文科大臣の対応を見て、「やはり書かざる得ない!」という結論に達した!! 今や、「日本の温泉を文化として世界に認知してもらう」動きは、全国の温泉地の悲願となりつつある!!そうじゃなかったら、自公による120名の議連も続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
温泉文化のユネスコ無形文化遺産最短登録(28年)を実現すべき理由たち:①〜文化庁の対応には感謝!
