2025年12月21日:パート2 小川前市長のこの1年9ヶ月間の実績に関する率直な感想(評価)を記すかどうかについては、少し迷った。そもそも、政治家の実績を評価するのは、有権者である前橋市民の皆さんだからだ。 市民の方々が、「小川前市長は、いい仕事をしてくれた!」と認識しているなら、それはそうなのかもしれないし、(もしかすると)小川氏は、山本一太が気づかなかった「いいこと」も、色々、やっておられるのかもしれない。 が、市民の中には、小川氏の市長としての活動や実績が、実は「世の中でどのくらい評価されているのか?」を客観的に知りたいと感じているひともいるはずだ。 いわゆる「無党派の人たち」にとっては、それが「判断基準の1つになる」可能性もある。 そのことを踏まえて、これまではあえて口にしなかった「本音」を書き残しておくことにする。 小川前市長は、自身が続投したい理由として、よく「公約を最後までやり遂げたい!」みたいな話をする。ご本人が2年前に初めて前橋市長選に出馬した際の公約の中身をネットで検索してみたが、どこにも掲載されていない??? 改めて公約の資料を探して、細かい内容を読み返してみるつもりだが、自分の記憶だと、前橋市の未来ビジョンや具体的な政策の提案は、あまり見当たらなかった気がする。 特に小川氏が選挙戦で強調していたのは、「前橋市の古い政治を変えて、クリーンな前橋を創る」みたいなスローガンだった!(ガクッ) それでも、小川氏が「公約の柱」として打ち出されていた2つの約束は、よく憶えている。それは、「市長任期を3期までに制限する」ことと、「市民の声を聞くためのタウンミーティングを実施する」ことだった。 最初の「市長任期を制限する公約」は、早々と頓挫した。議会の反対で、条例案を可決する目処が立たなかったからだ。 2つ目の「タウンミーティング」は、何度か(正確な回数は分からないが)開かれたはずだ。が、ラブホ問題発覚後に行われた2度の「市民との対話」の内情を見れば、小川前市長に(申し訳ないが)「本気で市民の声と向き合う決意や覚悟があった」とは到底、思えない!(ため息) 先日、小川氏に「出直し選挙」への立候補を求めたという支持者の方々の集会で、「小川あきら1年9ヶ月間の実績」が掲載された資料が配られたと聞き、さっそく中身を取り寄せてみた。 子育てや教育に関する実績が並べられている。が、全て他の地域でも行われているようなことばかりで、前橋市独自の政策は見当たらなかった。(ごめんなさい!) 例えば、実績の冒頭に書かれている「市立小・中学校の給食費無償化」に関しては、すでに玉村町や藤岡市、太田市で、完全無償化が先行実施されていた。高崎市も2025年4月から、第1子10%軽減、第2子以降を無償化している。 前橋市が無償化を実現したのは、玉村町、藤岡市、太田市の後だった。伊勢崎市も同様の対応をしている。小川氏の「給食費無償化」は、早かったわけでも、独自の政策でもない。 こんなことを言うのは申し訳ないが、小川氏が市長でなければ出来なかった政策のメニューは、特にないと感じた! 実を言うと、小川前市長に「前橋市の未来構想」がないことや、細かい政策の知識やアイデアが乏しいことは、以前から自分の周辺で囁かれていた。仲間の間でも、そのことはよく話題に上っていた。 とりわけ、問題意識の高い経営者やグローバルに事業を展開している経済人、群馬県出身(または群馬に縁のある)の有識者等の間では続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
小川前市長でなければ出来なかった政策や実績は見当たらない!〜伝えておきたい世の中のフェアな評価!
山本一太