全ての小選挙区で与党代表と野党代表が競い合う構図こそが望ましい③〜国政の緊張感の欠如を憂慮する。

2020年7月18日:パート4 立憲民主党と国民民主党が合流&新党結成のための協議を続けている。今後、どんな展開になっていくのかは分からない。が、自分はこう考えている。 「2つの党が合流しようとしまいと、次の衆院選挙では、全ての小選挙区に両党が推薦する統一候補を擁立すればいいのではないか。それが出来れば、自民党にも危機感が生まれる。全国各地で『与党と最大野党の候補者が政策を競い合う』という構図に繋がっていく」と。 そうなって初めて、自民党内の「何が起きようと、選挙に負けることはない」みたいな雰囲気が変わる。少し前に、自民党のある若手議員がこうつぶやいていた。 「まあ、秋に解散したとしても、議席自体はそんなに減らないんですよね」と。 正直言って、この感覚には驚いた。緊張感の欠片もない。まさしく、「一強多弱」が長く続いていることの弊害だ。「なるほど。逆風の選挙を一度も経験していないと、こうなるんだな」と思った。 今の政治に必要なのは緊張感だ。自民党に危機感があれば、「党改革を進めよう」という機運が復活する。時代の流れや国民の感覚に逆行する動きも抑制される。「2人の現職国会議員が政治とカネの問題で同時に逮捕される」という前代未聞の事件を、もっと深刻に受け止めざる得なくなる。 ちなみに、個人的には続きをみる

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