2020年12月15日 14時。知事室にいる。午前から午後にかけての県議会(本会議)で、追加補正予算の質疑&議決が行われた。追加補正予算については、全会一致で可決された。金井康夫自民党政調会長の力強い賛成討論に励まされた。 午前中の本会議では、「県有施設のあり方見直し中間報告」に関する決議も採択された。これはこれで、県議会の意思として、しっかり受け止める。この決議のポイントは、前文にある最後の次の2節だと思う。 「本県議会として、行財政改革を進めることの必要性は理解しており、県有施設も時代に合わせて見直すことは必要であると考えている。一方、収支だけでは測ることができない県有施設としての必要性や県民の思い等も十分、考慮しなければならない。」 「令和3年2月には、県から最終報告が公表される予定となっているが、本県議会としては、行財政改革特別委員会の審査等を踏まえ、次の事項に留意して、『県有施設のあり方見直し最終報告』を行うよう、強く要望するものである。」 知事である自分にとっては、県議会も「行財政改革や県有施設見直しの必要性」を認識しており、大きな方向性では知事と一致していることを示してもらうのが、何より重要だった。 そもそも、地方自治は2元民主制だ。地域の民意を代表して選出されている県続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』