今日は憲法記念日

昭和21年11月3日、大日本帝国憲法の改正により公布された日本国憲法が、昭和22年5月3日に施行されたことを記念して制定された「憲法記念日」。

コロナ禍や相次ぐ大規模災害、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル実験など日本を取り巻く環境が変化する中、緊急事態への対処に関心が集まっている。安全保障環境や社会構造、国民意識が大きく変化する時代の転換点にあって、憲法改正の必要性が高まっていることは論をまたない。

一方で、憲法改正の主役は国民。広く国民の議論を喚起していくことは政治の責務だが、市民レベルで憲法改正に対する機運が高まっているかといえば、まだ道半ばといったところだろう。

国の最も重要な役割は、究極的には国民の生命と財産を守ることであることは申し上げるまでもないが、現在の憲法下で本当に国民の生命や財産を守り切ることが可能なのかどうかといった客観的な情報を、国もそして地方の立場からも正確に的確に丁寧に情報発信すべきだろう。

■　憲法改正の回数(1945年以降)
アメリカ　6回
ドイツ　58回
フランス　27回
イタリア　15回
オーストラリア　3回
日本　0回