騒音と振動、粉塵で毎日悩んでいます。

「4年前に自宅前に資材置場ができ、残土を運ぶダンプトラックが突然行き来するようになった。また、ホイールローダーを使用した土砂の積み込みにより、振動、騒音、粉塵に悩まされている。」とのご相談をいただいた。

■　被害内容
・振動で自宅の梁が落ちたり自宅の土壁が崩れた。
・洗濯物が土ぼこりでまみれるため、ここ数年、洗濯物が干せていない。
・公害対策課が騒音測定したところ、騒音は1日平均60-70dBと規制基準を大幅に上回っている。なお、付近は一種住居地域。

4月21日には近隣住民、南保健センターから公害対策課の職員さん方もお越しになり、今後の対応について協議した。

住民からは「騒音が規制基準を大幅にこえているにもかかわらず、いくら公害対策課が行政指導しても業者は一向に改善しようとしない。命令や処分をだすべきだ。」「名古屋市上下水道局の仕事を受けて、資材置き場でホイールローダーを使用して改良土の仕事をしている。名古屋市にも応分の責任がある。」「住民の中には住み慣れた家を離れ、引っ越してしまった人もいる。」など、困窮の色がにじんだ。

住民の声を受け名古屋市はより強い姿勢で環境の保全に臨む考え。実態に法や条例が追い付いていない一つの例になっており、今回の教訓を今後の環境行政に生かしていく必要を感じた。