この1年間を振り返り　県・市

この1年、横井利明オフィシャルブログをご覧いただき、また私が市政に携わる上で参考となるたくさんのメッセージ・コメントをいただき、ありがとうございました。令和2年もどうぞよろしくお願いいたします。

振り返ってみれば、令和元年は愛知県と名古屋市の調整に次ぐ調整の1年間でした。知事、市長の微妙な関係から、県職員、市職員などの事務方も疑心暗鬼になっていたところが少なからずあったように感じています。知事が市長に、市長から知事に言いにくいところを補完しながら、できる限り、両自治体間が円滑に進むよう心掛けてまいりました。

とりわけ、リニア中央新幹線開業を見据えた名古屋駅周辺の再整備等では、県市の負担金などを含め、さまざまな調整をさせていただきました。また、ラグジュアリーホテルの県市の誘致助成、断夫山古墳の発掘事業、世界的な自転車レースの誘致の検討、日本初となる本格的なスタートアップ施設の建設や関係者との調整、栄周辺のまちづくり、ジブリパーク・ジブリタウン、愛知県体育館の調整・県市の負担、県市消防学校の統合・消防事務の委託など、県市をめぐるプロジェクトの多くを調整させていただきました。

ただ、あいちトリエンナーレをめぐる県市の対立では、力及ばず十分に調整ができなかったところもありましたが、トリエンナーレ実行委員会運営会議の開催要請を知事におこない、年末ではあったものの開催できたのは一定の成果と考えています。

いずれにしても、アジア競技大会やリニア開業を見据えたまちづくりなど県市の重要な転換点にある今、県市の調整を進めつつ、県議会、市議会等も巻き込みながら、よりよい街を目指して努力してまいりたいと思います。