登園自粛期間終了に備え「慣らし保育」

慣らし保育アンケート結果6月1日から小中学校等が再開するという教育委員会の方針を受け、名古屋市子ども青少年局は、5月31日に登園自粛期間を終了し、6月1日から通常保育を再開することを市内各保育園、認定こども園等に通知した。

私どもが経営するA認定こども園では、登園自粛していたご家庭が3分の2に及んでいたこと、また入園後、ほとんど子ども園に登園していない子どもや、在園児であっても長期にわたりこども園に通うことがかなわなかった子どもたちが、6月1日からいきなりフルタイムの保育・教育を受けることは、子どもたちの環境の変化に伴うストレスを考えると困難であると判断。

6月1日(月)から始まる通常保育に先がけ、現在登園自粛されている子どもたちが子ども園にストレスなく登園できるよう、ご希望する家庭に対して、5月25日(月)以降、徐々に保育時間を長くしていく「慣らし保育」を実施することを決定し、その旨を保護者にメールで通知した。

なお、6月1日からの学校再開に伴い、登園自粛していた保護者の多くも在宅勤務を終了するため、「慣らし保育」は、6月1日以前の一定期間に行うべきと判断。5月25日(月)から毎日、少しずつ保育時間を長くし6月1日からのフルタイム保育につなげるようにした。

なお、通知は保護者への一斉メールである「メルマガ」で、「慣らし保育」への参加の意向を確認するためのアンケートはグーグルフォーム(Google foam)を活用。すべてオンラインでおこなうことで感染リスクを減らすとともに、保護者が指ひとつで容易に回答できるよう、スマホで感覚的に入力できるグーグルフォームを採用した。

■ オンラインアンケート内容
1. お子さまのお名前
2. お子さまのクラス(プルダウン式択一ボタン)
3. 保護者様のお名前
4. 慣らし保育の希望(択一ボタン)
・慣らし保育を希望する。
・慣らし保育を希望しない
5. 慣らし保育の希望日(複数選択ボタン)
・5月25日(月) (保育時間2時間)
・5月26日(火) (保育時間3時間)
・5月27日(水) (保育時間3時間)
・5月28日(木) (保育時間6時間)
・5月29日(金) (保育時間6時間)

登園自粛しているご家庭のうち、5月16日時点での回答数は110人。

■ 慣らし保育希望者アンケート(中間集計)
〇 回答数 110人
〇 慣らし保育希望児童 94人
〇 慣らし保育を希望する割合 85.5%
〇 慣らし保育を希望する方のうち、希望日ごとの慣らし保育の利用率
・5月25日(月) 72.3%(68人)
・5月26日(火) 88.3%(83人)
・5月27日(水) 87.2%(82人)
・5月28日(木) 97.9%(92人)
・5月29日(金) 95.7%(90人)

子どもたちの環境の変化が子どもに与える影響を考えるとき、慣らし保育を必要だと考える保護者がいかに多いかを感じた。また、登園自粛期間中を通して、保護者への通知をすべてオンラインでおこなうことの保護者側・子ども園側の相互の利便性の高さ、また、自粛期間中を通しておこなったユーチューブを活用した「オンライン保育」への期待の大きさ、また同保育が在宅中の子どもたちの安心感や笑顔に確実につながることを感じた。新型コロナウイルス感染症の影響が保育のあり方をも変えようとしている。

市内各保育園、認定こども園、幼稚園は多様な工夫をこらしながら、6月1日、子どもたちを笑顔で受け入れる。
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横井利明
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