「人とペットの共生するまち・なごや」を目指し、令和2年度~令和11年度の10年間において、名古屋市の実施すべき取り組みを推進するための計画を新たに策定する。1月19日には財政福祉委員会において所管事務調査を実施。市の取り組みについて議論した。
その中で、ハトへの餌やりによるトラブルが南区で発生している問題を取り上げ議論したものの、ハトは愛護動物には当たらず、「人とペットの共生プラン」の対象外であるとして議論が平行線。一方、ハトへの餌やりに起因したトラブルを担当する局もないことが判明するなど、課題を残した。
■ 人とペットの共生プラン(案)
1. ペットを取り巻く現状と課題
・犬猫に迷惑を感じている市民の割合は3割にのぼる。
・犬は殺処分ゼロを達成したが猫は達成できていない。
・飼い主の高齢化や病気療養による引き取りが増えている。
・多頭飼育崩壊による引き取りが増加
・犬の殺処分ゼロを目標とした「ふるさと寄付金」を開始した。
・動物の愛護及び管理に関する法律が改正され、動物取扱、虐待、不適切な取り扱いへの取り組みの強化
2. 名古屋市の具体的取組み
・いのちの教室の実施
・ボランティアと協力した啓発
・名古屋市人とペットの共生さぽーつセンターの設置の検討
・動物愛護週間行事の実施
3. 飼主の取り組み
・所有明示の推進
・指導啓発の強化
・適正飼養に向けた飼主支援
・避妊去勢手術の推進
・高齢者への啓発の推進
・地域住民と協力した啓発の実施
・動物愛護推進員と協力した啓発の実施
4. ペット事業者との連携
5. のら猫問題への対応
・地域猫対策の推進
・TNR(のら猫の避妊去勢手術)の推進
・のら猫の給餌による迷惑の防止
6. 多頭飼育への対応
7. 譲渡事業の推進
8.動物愛護センターの機能強化