12日、いおく美里元県会議員が、立憲民主党公認候補として、今夏の参議院選挙に出馬することを記者会見で表明しました。
◆強い思いの再チャレンジ
いおくさんは、奈良市選出の県会議員を3期務め、救急医療の充実の実現や小中学校へのクーラー設置推進など、地元の課題に密着した確かな実績を積み重ねてきましたが、もともと衆議院議員の秘書としての経験も豊富で、原点は国政への強い関心でした。昨年には、県の課題を変えて行くためには国を変えて行くしかないという強い思いの下に国政への挑戦を決意し、10月の衆院総選挙に奈良2区から立憲民主党公認で立候補しましたが、惜しくも敗れました。
しかし、何としても再チャレンジし、国政を変えてゆきたいという思いは強く今回、参議院選挙に挑戦する決意を固めました。また、われわれ仲間もその気持ちを重く受け止め、彼女とともに戦い抜くことを決めました。
◆庶民の代弁者として
常に庶民の生活目線、それがいおく美里の信念です。県議として活動する中で、子育てと仕事の両立はおろか、不妊治療と仕事の両立すら難しい女性労働者や、働けど働けど生活が苦しい状態にしかならないシングルマザーなどの意見がほとんど県政に取り入れられていないことに強く憤り、暮らしの中にある課題に政治が向き合っていない現状を変えようと奮闘していました。
また、町工場を経営するご両親の背中を見て育った経験から、コロナ禍での、フリーランスや零細企業にとってあまりにも乏しく、遅すぎる国の支援策に対しても、当事者の皆さんと一緒になって考え、充実した支援が行われるよう粘り強く交渉を続けてきました。
国政では子育て支援、社会保障と税の一体改革、働き方改革、この生活に密着した3つの課題を個別に考えるのではなく、三位一体として捉えて改革に取り組みたいというのがいおくさんの主張です。どの改革も庶民の目線と体験が必要な改革です。
庶民の生活が脅かされる今、「町工場の娘」としての経験を生かし、庶民の暮らしの代弁者として活動するいおくさんのような人材が何としても国政に必要です。
◆予算審議を終え、参院選へ
国会情勢は、参院予算審議が大詰めを迎えています。3月中に予算が成立すれば、法案の委員会審議と並行しながら、参議院選挙モードに突入していきます。物価高に対する生活支援、ウクライナ戦争に対する現実的かつ冷静な対応、子ども子育て支援と、争点は山積みです。4月には、党の中心となる公約をまとめていきます。また、参院選における野党間の選挙調整については様々なご意見を頂いていますが、県で1人しか当選できない1人区においては、共倒れを防ぐために、出来るだけ与党と野党の1対1の対決構造を作っていくことが必要です。
特に奈良のように現職に挑む厳しい選挙区では調整は重要です。そのために、もちろん政党としての立ち位置はぶれることなしに、党本部としても1人区で野党の候補者の調整を目指して取り組んで参ります。
スタッフ日記 「十一面悔過(じゅういちめんけか)」
毎年3月1日から14日までに行われる東大寺のお水取り。なかでも大松明は迫力があり何度見ても良いものです。先日知り合いから、東大寺お水取り(おみずとり)・修二会(しゅにえ)・お松明(おたいまつ)の正式な名称が十一面悔過(じゅういちめんけか)と言い、752年以来一度も途切れることなく続けられていると聞き、奈良の伝統行事の歴史の重さを再確認しました。
私も、毎年おたいまつの火の粉の舞を楽しみによく見に行ったのですが、今年もコロナ過の影響で人数制限もあり残念ながら近くで見ることができませんでした。
例年なら火の粉がかかるほどの場所からご利益を頂こうと拝観していたのですが残念でした。しかし、会場内の案内係りの方から遠くからでも火の粉のご利益は変わらないですよ、と声を掛けられ、離れた場所から見るお松明もまた良いなあ、近くで見る迫力と違った景色に見応えは十分でした。
重さ40kg以上、長さ約7mのお松明が回廊を走る炎は本当に幻想的です。
福井県小浜市にある若狭神宮寺の神事、鵜の瀬淵から東大寺二月堂の若狭井まで地下で通じているとされ行われるお水送り、10日間かけて二月堂若狭井に届き行われるお水取り、とてもその工程の一つ一つがロマンチックだと思います。奈良で育った私ですが、身近なものに以外と目を向けなかった気がしています。だからこそ、奈良に来られた観光客から、逆に奈良の魅力を教えていただく事が多々あります。これからはできるだけ時間がある時は地元の奈良を散策してみようと感じる今日この頃です。 (よっちゃん)
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