その声は届いているから

 今日は札幌市中央区へ。「イスラエルの攻撃を止められないのかと、自分の無力さにシュンとしてしまう」という一言に、今日の「しんぶん赤旗」カイロ特派員の記事を紹介しながら、いろんな形で世論を広げましょうと話し合いました。この記事に、私も朝から励まされたからでした。

 「しんぶん赤旗」は世界に特派員を置き、国際政治や市民運動の潮流を報道しています。カイロでは日本から派遣された記者のほか、現地の支局スタッフがいます。大国中心の報道に偏らない、リアルな変化が伝わってくるのは「しんぶん赤旗」ならではです。

 アラブの人びとの間では、同盟国を擁護する時だけ国際法を口にする欧米の欺瞞に対する怒りがあるといいます。ガザでは、米CNNや英BBCの取材を拒否する人が多いなか、日本共産党の立場を信頼して取材に応じてくれるとのこと。

 現地の支局スタッフは、ガザでの取材では日本共産党の立場を必ず説明しています。ガザで起きている危機の根源を見抜くことができ、国際法を踏みにじって占領を続けている国があるという事実が伝わるといいます。日本での人道支援募金活動の写真を示すと、謝意も示されるとのこと。

 「お金の問題ではない。遠く離れた日本の人びとが、ガザで何が起きているか、誰が被害者なのか理解し、連帯してくれることがうれしいのだ」(支局スタッフ・ファタさん)。遠く日本であげた声は、しっかり現地に届いているのです。

 ハマスに家族が誘拐されたイスラエル人からも、ハマスへの強い怒りとともに、「民間人とハマスは違う。ガザでの民間人殺害には全面的に反対する。即時停戦を求め、将来はパレスチナとの共存を望む」との話がありました。ネタニヤフ首相が、全面的に支持されているわけではないのです。

 冒頭の発言をされた方は「少し希望が見えてきました」とも。今日は、初めて「しんぶん赤旗」を購読するという方もいました。「日本が行きづまって、この先が暗い」という方からは、早く岸田政権を代えるために日本共産党にがんばってほしいと熱烈な応援も。

 こつこつと歩くことは、世界の平和と日本の変化へ道をひらくこと。多くの方と、引き続き語りあいたい。

 【今日の句】広げよう 命を守る 連帯を

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畠山和也
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