会派『千葉新政策議員団』代表質問①ハラスメント対策

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

本日、無事に無所属議員で構成する会派『千葉新政策議員団』の代表質問を終えました。

県庁まで傍聴にお越しいただいた皆様、テレビ中継で応援して下さった皆様、誠にありがとうございます。

 

私の質問だけで1時間ですので、執行部の答弁を入れて2時間弱。

初めて出る数字も多く、会派メンバーの知恵を結集し、大変有意義な議論ができたと思っています。

 

 

 

一部議場がざわつく場面がありました。

 

我が会派が積極的に取り組んでいる『ハラスメント対策』についてです。

令和5年9月の我が会派の代表質問で、職員へのハラスメントに関するアンケートの実施の必要性を要望した結果、県は我が会派の提案を受け、知事部局職員約1万人を対象に2年連続でアンケートを実施し、その内容も公表し、職場におけるハラスメントの実態の把握に努めるとともに、ハラスメントに対する意識向上や防止対策の取り組みを強化しております。 

 

しかし、1回目のアンケートでは、回答した職員は約3,300名にとどまっていること、またアンケートが職員間のみにおけるハラスメントになっていることから、職員以外からのハラスメントについても自由記述できるようにするなど、幅広いハラスメント調査を提案しました。

 

結果として、県は昨年度、ハラスメント研修の受講報告の際に、アンケートへの回答を求めるなどの工夫を行ったところ、回答率が約8割に増加したとの答弁があり、その工夫を高く評価しています。

 

回答した職員のうち「過去3年間、職場でハラスメントを受けたと感じた」 と回答した者は21.7%であり、

パワハラは19.3%

セクハ ラは4.0%

マタハラやケアハラは妊娠や育児、介護等の経験があると 回答した職員約1,200名のうち、9.5%

との答弁がありました。

 

さらに、今回は我が会派が提案した「職員以外からのハラスメント(その他)」の自由記述を設けてもらいました。

 

 

特にパワハラについて内訳について再質問したところ

 

総務部長答弁:アンケートの回答者8,269名のうち、パワハラを受けたと感じたと回答した者 が1,599名であり、更にそのうち、その行為者として県職員以外を挙げた者が29名でした。 

この内訳は、国や市の職員と回答した者が3名、議員と回答した者が11名、外部関係者や県民と回答した者が10名など。

 

ということで、議員もハラスメント行為者に入っていたという残念な結果に対し、質問の最後に自分の考えを発言させていただきました。

 

水野:ハラスメントは相手の人格や尊厳を侵す人権問題であり、加害者は刑事上・民事上の責任を問われる場合もあります。

ハラスメントは、ハラスメントを行う行為者の意識や言動の改善なくして解決できません。職員以外では県民、国の職員、また議員もハラスメントの行為者に含まれていたということです。

特に職員と日常的に触れ合う議会もハラスメントに対する意識と理解を深め、良好で健全な二元代表制を構築していかなくてはならないと思います。ハラスメントは、被害を受けた個人に深刻な心身の影響を与えるだけでなく、組織にも悪影響を及ぼします。

県全体でハラスメントの問題意識を高め、県民、職員、議員一人一人が高い意識を持ち、お互いを尊重し合う千葉県政を目指していきたいと思います。