女性議員の白いジャケット着用によるホワイトアクションについて

こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

本日も終日、千葉県議会では一般質問でした。

本会議後は新型コロナウイルス感染症対策及び鳥インフルエンザに係る追加議案による説明を受けました。

 

本日、立憲民主党所属の県議の一般質問において、「本日は会派(立憲系)の女性議員がホワイトアクションとして白いジャケットを着用しています」という主旨の発言が冒頭でありました。

 

さきほど、取材を受けまして「水野議員も白いジャケット(?)を着用しているようにお見受けしましたが、、、」と。

 

白いジャケットを着ていたのは完全なる「偶然」としか言いようがありません・・・・(基本的に黒、グレー、ネイビー、ベージュ、白を着まわしているだけです)。

 

※本日の私↑白というよりオフホワイト。

 

他の会派の行動については、政党や会派でお考えがあってのことだと思いますので、私が発言する必要性もありませんが、議場でも執行部からも「あれ?水野さんも?」とたくさん問われた上に、記者から取材まで受けたので、今日行われた立憲民主系女性議員のホワイトアクションには無関係であることをお伝えしたいと思います。

森会長の発言は言語道断であることは前提として、私は白いジャケットで抗議するという形はとりません。

 

私たち政治家は政策を作り、言葉で議論をすることが役割であると認識しております。

私が服装で意識するときは選挙時にイメージカラー(赤)を身に付ける程度でして、服装等でなにかを表現するということは好みません。

 

私の見解をこちらでお伝えしたいと思います。

今回の森会長の発言に関しては、おそらく政治の世界に慣れ切ってしまっている(染まっている)政治家であれば男女問わず、不自然に感じなかったのではないかと推察します。それほどまでに政治の世界のガラパゴス化が進んでいます。

私は頻繁に、議会において「男女共同参画」を取り上げておりますが、私はあまりにも「性」で区切っている風潮が問題だと思っています。

もともと、私は米国で育ったということもあり、「個」で評価されることが普通でした。日本社会はとかく「性」や「職業」、「年齢」等でカテゴライズすることが多いために、私は議会で何度も「ただ女性の数を増やせば良いのではない、女性の妊娠や出産等をはじめとする身体的な部分に対する環境整備をした上で男女が平等に評価されることが望ましい」と話しています。

 

女性議員が「女性が女性が・・・」と言いすぎることは時にマイナスなのではないかと思うのです。

「女性の活躍」というのは、これまで身体的なことや固定観念等で機会や仕事を失わざるを得なかった状況を転換し、性差のみならず固定観念・先入観を取り外して、「個」の能力を「公平」に評価することが本来あるべき男女平等だと思うのです。

そうすれば、能力や資格のある女性がおのずと社会で活躍し、自動的に数も増えてくると思います。

 

今回の森会長に関する一連の問題点は組織や周囲の問題でもあると感じます。政治の世界ではよくありますが、重鎮には怖くて何も言えないという雰囲気があり、特にその組織(政党等)に属している方々は言えないとと思います。

旧態依然とした世界を変えるために、意識の転換が必要であることは間違いないですが、長年にわたって女性がお茶くみをしていた時代を生きてきた方々にそれを求めるのは難題であるかもしれません。

それを若手や民間出身の政治家が政界を変えていくしかないと考えます。