ごみ焼却工場で眠る武家屋敷 (2)

名古屋市教育委員会文化財保護室が山田工場内に保存している「山田如信邸」「日下部邸」「森川邸」「神谷邸」「豊田大吉郎邸」のうち「森川邸」は、「森川コレクション」が所蔵されている名古屋市博物館内に移転することが決定している。現在、名古屋市では「森川邸田舎家」を再現するため、「森川邸田舎家再現基金」を設置。市民に対し寄付を募っている。

■ 森川邸田舎家再現基金

一方、「山田如信邸」「日下部邸」「神谷邸」「豊田大吉郎邸」については、行き先を失っていたことから、これら歴史遺産をぜひ、文化施設が少ないと揶揄される南区内に茶室として復元・活用したいと考え、武家屋敷等を保管する文化財保護室、そして復元場所として計画していた公園を所管する緑政土木局、そして地域の方々とも検討を続けてきた。

その結果、行政関係者、地域の方々と大筋で調整を終え、保存状態のよい武家屋敷を茶室として公園内修景池のほとりに復元することを決定した。5月21日(火)午前には、一級建築士、宮大工、地域の方々とともに、武家屋敷の部材が保存されている山田工場を訪れた。(つづく)
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横井利明
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