新年会が続々と中止・本市は空走状態

オミクロン株の感染拡大に対する市民の皆様の反応が迅速だ。

ここ数日、新年会や周年記念式典、イベント等の開催中止または延期の案内が次々に届いている。いずれも理由は「感染防止のため」としているが、オミクロン株の特性が依然分からないことが多く、高齢者などが罹患した場合の重症化リスクやどのような後遺症が残るかなどが全く分かっていない中、最悪の事態を考えれば市民の皆様方の判断は適切だろう。

一方で、政府は「通常に近い社会経済活動を一日も早く取り戻す」と公言している。緊急事態宣言やまん延防止措置の発令中でも行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」をその中核に据えたコロナ対策は、日本経済の回復を急速に進めたい政府の思いが透けて見える。

欧米諸国はすでに「withコロナ(新型コロナウイルスとの共存)」移行し、政府も「社会経済活動を一日も早く取り戻す」とする中、気になるのは名古屋市のメッセージが全く聞こえてこないことだ。経済回復に向けた絵姿を一体どのように描こうとしているのか、私には全く市の考えが見えてこない。DXの遅れや観光戦略、経済戦略、教育改革などの停滞が10年にもわたって続く名古屋市において、この「空走状態」がさらに続いていくことがただただ気がかり。一体だれが責任を負うのだろう。
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横井利明
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