総裁選応援日記:⑩〜「トップの顔をすげ替えれば選挙に勝てる」というお馴染の手法はもう通用しない!

2025年9月29日  20時。少し遅めの夕食(焼いたサバとキャベツとご飯)を済ませ、youtubeで最新のニュースをチェックした後、パソコンの前に座った。大きく深呼吸をして、ブログを更新する!! 本日は、午前8時過ぎに高崎の自宅を出発。午前9時過ぎに議会運営委員会に出席。教育委員の人事議案を提出した。午前10時からは、県議会本会議。一般質問3日目(最終日)の質疑が行われた。 2つの会派(自民党とつる舞う)から、4人の県議が質問に立った。知事答弁は少なかったが、真剣に応じた。高井県議との先の参院選の結果分析に関する議論は面白かったな!! 議会終了後、16時にPoliPoliの伊藤代表が来訪。「政治ドットコム」の取材を受けた。1時間のインタビューが、あっという間だった!!(ニッコリ) 続けて、知事のメッセージ動画を収録。創設40年を迎えた「日本シャンソン館」(渋川市)に向けての挨拶を撮った。 メッセージの冒頭、一節だけシャンソンを歌うつもりだったが、(仏語の歌詞が分からないので)「枯葉 Les Feuilles Mortes」のメロディーだけ口づさんだ。まあ、音楽大好き知事の気持ちが伝わればいいか!!(笑) 17時。担当部局との協議がスタート。デジタルクリエイティブスクール構想や、企業局の経営基本計画等について話し合った。 さあ、ここからは、自民党総裁選に関するブログリシーズの続編(その⑩)を綴る。今回のブログでは、小泉進次郎候補を推す6つの理由のうち、以下の3番目のポイントを解説する。「(3)新たな政権誕生後、すぐに解散総選挙が行われないとしても、安定政権を作るためには、次の国政選挙で議席を増やすことが至上命題となる。すなわち、次の総裁は『選挙の顔』になる人物でなければならないこと。」まだ誰に投票するか決めていない自民党国会議員の皆さんに届けたい山本一太の言霊だ!! 総裁選が残り5日となる中で、永田町周辺で、こんな話が流布されていると聞いた。 「誰が次の総理に選ばれようと、今の情勢から考えれば、すぐさま総選挙に踏み切ることなど出来ない!!事実、5人の候補者全員が、『早急に解散することは考えていない!』と発言している。」 「そうだとすれば、次の総理には、必ずしも「選挙の顔」になる人物を選ぶ必要はない!!先ずは、林芳正候補や茂木敏充候補のような実績を積んだ総理を立てて、政策の遂行や野党との調整を任せる。そうやって、政権の安定を図るのが先決だ!!」 「そのひとに何年か落ち着いて総理をやってもらった後、選挙が近づいた頃に内閣の支持率が低ければ、その時はまた総裁選をやればいい!!そうやって、国民的な人気のある総理に顔をすげ替え、選挙に臨めば大丈夫だ!!まだ若い小泉進次郎を急いで首相に担ぐ必要はない!!」 万一、こんな見方をしている議員がいるとすれば、「ちょっとボケてるんじゃないか!」と思ってしまう!!(苦笑)あまりにナイーブで、かつ甘い分析だからだ!! 少し前の知事会見で、複数の記者から、今後の中央政局の展望を聞かれた。次のような可能性を口にした。 「10月に次の自民党総裁が選ばれ、総理に就任したら、そのまま一気に解散する場合もあるのではないか?!例えば11月とか、年明けの1月に総選挙になる可能性もある!!」と。 マスコミ報道を見ると、政治に詳しいジャーナリストや著名なコメンテーターが、口を揃えて、次のようなことを指摘している。 「新しい総理が就任直後に解散する公算は極めて低い!!そもそも自民党は衆参で過半数を失っている。衆院選挙をやるとなれば、参院側の了解を取り付けねばならない!!」 「もっと言うなら、衆参で与党が過半数を割っている状態で、主要な野党と何らかの連携や連立も模索していく必要がある。誰が総理になろうと、主要な野党との交渉や調整に腐心しなければならない!!」 「そうでなくても、新しい総裁のもとで自民党の支持率が回復することを警戒する主要野党が、政権発足直後の総選挙など賛成するはずがない!!」 断っておくが、これでも24年間、自民党の国会議員を務めていた。自らの選挙に関しては、全て圧勝した。加えて、県内外の数々の選挙にも関わり、全国を応援に飛び回って来た。上述した事情や構図など、全てよく分かっている!! が、新総理が新内閣を組閣した直後に(又は数ヶ月以内に)解散権を行使しないと100%、言い切れるだろうか?!政治は「一寸先が闇」という世界なのだ。 例えば、進次郎氏や高市氏が総理になり、新しい内閣と自民党の支持率が急激に回復したとしよう。場合によっては、新政権の誕生直後に、「新たな連立の枠組み」が立ち上がることだってあり得る!! そうなった時、新しい総理は衆議院を解散する誘惑に抗えるだろうか?!新閣僚のスキャンダルが発覚するまで、悠長に待てるだろうか?! なになに?選挙の「大義名分」がないんじゃないかって?!何度も言うように、解散の大義など、あってないようなものなのだ!!(苦笑) 加えて言うと、「新たな連立を組む」場合は、そのことだけで国民に信を問う十分な理由になる!! え?新しい内閣が出来れば、衆院の任期満了まで3年ある。その間は、国民的人気がなくても(=選挙の顔にはなれなくても)、政策を熟知したベテランに、じっくりやってもらえばいいんじゃないかって?! もし本当にそんな考えを持った自民党議員がいたとすれば、「完全にボケている」としか言いようがない!!(キッパリ) だって、そうでしょう?!衆院議員の任期があ続きをみる

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