こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日は、会派で千葉県柏児童相談所に視察に行ってまいりました。
野田市の児童虐待死事件から千葉県及び県議会一丸となって職員の資質向上や人員体制強化など児童虐待防止策に取り組んでおり、令和3年度からは柏児童相談所の組織が見直され、調査課が「調査一課」と「調査ニ課」に分けられます。
そもそも柏児童相談所が管轄しているのは松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市と140万人を超えており、抜本的な見直しが必要です。
現在、柏児童相談所の職員は112名おりまして、調査課を分け、
〇調査一課⇒柏市(他の場所へ)
〇調査二課⇒柏市以外
とします。
柏児童相談所の虐待相談受付件数は2,536件(令和元年度)と平成28年度の1,942件から増加傾向にあり、職員の多忙化はもちろんのこと、子どもたちの命と安全を守るために環境整備が急務です。
一時保護所も増築により定員25名から31名に増員したものの、1日の平均保護人数は44.5名となっています。
執務室も職員が大変多い印象もあり、建物自体も築46年を迎え、子どもたちの気持ちを考えると施設自体の雰囲気や職員のモチベーションも非常に大切だと考えます。
今回は会派の二人にも是非見ていただきたいと思い、会派としてお邪魔しました。
こうした時節柄、先方の仕事に支障が出ないように、短い時間で質問事項も決めて、先方のスケジュールを優先して調整をさせていただきました。
世の中が新型コロナウィルス感染症一色の中、今この一瞬でも辛い思いをしている子どもたちがいます。
政治の役割を今一度見直し、こうした時期であっても置き去りにしない、子どもの命を最優先するために議会質疑へとつなげていきたいと思います。
明日から2月定例千葉県議会が始まります。