狩野浩志県議に改めて求めたい政治家としての説明責任〜群馬県の「誤ったイメージ」を払拭して欲しい。

2021年3月9日:パート2 夕方。知事室からのブログ。先ほど、「ぐんまちゃん」アニメ化プロジェクトに関する協議が終わった。 本日の新型コロナ県内新規感染者は6名。桐生地区が5名、太田地区が1名。残る地域は全てゼロだった。6名のうち経路不明が半数。新規クラスターは確認されず。60代以上の感染者は3割だった。 何度も言っているように、これまでの経験から考えても、このペース(1日あたりの新規感染者10人未満)を続けるのは難しい。20人未満に抑えられれば、県内の医療提供体制は逼迫しない。十分に対応可能だ。 14時30分。ヤマダホールディングス陸上部女子中距離の新監督に就任した高木雅一監督が挨拶のために来訪。太田市内の常盤高校陸上部の監督を34年間務め、全国高校駅伝に20回出場、最高順位2位に導いた実績を持つ名指導者だ。 U20世界選手権や世界ユース選手権の代表選手も育成している大柄な高木監督。今後のヤマダホールディイングスの全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)等での躍進を期待せずにはいられない。スポーツ振興を通じた地域活性化を目標に掲げる知事としても、しっかり注目し、応援したいと思う。 さて、前橋市選出の狩野浩志県議(自民党)が、先の前橋市議選で複数の候補者に現金を手渡した問題に関して、その後、ご本人から(依然として)何の説明もなされていない。報道によると、「基本的には捜査対象になる可能性があるので、今の時点でお話はしない。時期が来たら話したい」(3月6日付朝日新聞群馬版)という立場のようだ。 詳しいことは書かないが、この理屈はスゴくおかしい。(苦笑)そもそも「時期が来たら」とはいつのことを指しているのだろうか?! 多くの県民(有権者)は、この問題に明らかに疑念と不快感を抱いている。自分が狩野県議にお願いしたいのは、早急にこの件に関する会見を開き、少なくとも「次の2つのこと」を明確にしてもらうことだ。 1つ目は、狩野県議自身が慣習だと主張している「市議選で陣中見舞い(?)として候補者に現金を配る」ことは(群馬県や前橋市の)「一般常識」でも「慣習」でもないということだ。 この点に関しては、同じ前橋市選出の2人の自民党県議(中沢県議と安孫子県議)がわざわざ会見をセットし、「過去に市議選候補者に現金を手渡すようなことはやっていない」と明言している。その意味では、すでに「地域(?)の慣例でない」ことは明らかだ。 にもかかわらず、狩野県議の口から、なぜ「皆がやっているわけではない(=慣習ではない)」と言えないのだろうか?それを拒む理由がよく分からない。 2つ目は、「過去の(例えば2年前の)自らの県議選で市議に現金を手渡すようなことは一切、やっていない」と断言してもらうことだ。過去のブログでも触れたが、この事件が報道された後、地元支持者から最初に言われたのは、次のような言葉だった。 「あのね、一太さん。例えば市議選の候補者に現金を配るのが慣例になっているとすると、本人の県議選の際にも同じことが行われているのではないかと疑ってしまう。普通はそうだよ。そんなことがあったとしたら、広島(可愛夫妻)の事件と同じ構図だ。まさか知事は、そんなことやってないよね?」 この問題に関して記者会見をやらざる得なかった前橋市選出の中沢県議と安孫子県議も、支持者の人たちから、きっと同じことを言われたに違いない。「県議は皆、こんなことをやっているのか?あんたは、やってないよね」と。 この点についても、狩野県議は、過去に「市長選、県議選などでもこのような行為をしているのか?」という記者の質問に対して、「他の選挙ではない」(2月27日付読売新聞群馬版)と続きをみる

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