北海道でも心ひとつに

 道憲法共同センターと道原水協が定例で取り組んでいる「9の日」宣伝。まだまだ春には遠いものの、気温がプラスになるだけでホッとします。署名に応じる方も多く、この1筆1筆こそ世界を動かしてきた力だと、私からも訴えました。

 北海道2区補選と同じく4月にたたかわれる長野県参院補選では、野党統一候補の政策協定に「核兵器禁止条約を批准」と盛り込まれました。北海道でも同じような旗印をもって選挙をたたかいたいし、そのためには政党間の協議も真剣に、そして世論を高めなければ。実現へ一歩手前の状態で、試されているのは野党の本気度です。

 この条約を採択した国連会議の場で、広島市出身の被爆者・サーロー節子さんは、日本共産党代表団に次のように語ったそうです。「我々は日本政府に裏切られ、見捨てられた。あなたたちが政府を変えてください」。これは日本共産党だけでなく、批准を願うすべての国民と政党に向けての願いだと思いました。北海道でも心ひとつに取り組みたい。

 ところで今日の「しんぶん赤旗」に、東日本大震災で犠牲になった及川一郎・陸前高田市議のお連れ合いである政子さんの話が掲載されています。亡くなる最後まで、津波からの避難を誘導していた及川さん。被災した住民を訪問したボランティアが欲しいものを尋ねたら「及川一郎さんを返してほしい」と言われたと、震災から10年たって初めて、政子さんも口にされました。

 読み進めるほどに、目頭が熱くなりました。政子さんの「孫のためにも、お金もうけが一番じゃなく、一人ひとりの命が大切に守られる世の中にしてほしい」との言葉も、重く心に響きます。それだけのことを自分ができているか-ーみずからに問い続ける1日でした。

 【今日の句】穏やかな 天気も政治も 願うけど

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畠山和也
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