名古屋市議会議員選挙(平成31年4月7日執行)の投票率が確定した。
市選挙管理委員会によると名古屋市議会議員選挙の最終的な投票率は32.87%。4年前の過去最低だった前回を3.7ポイント下回り過去最低を更新。なお、統一選17政令市議会議員選挙中、前回に引き続き全国最低の投票率となった。
有権者3人のうち2人が棄権する名古屋市議選。選挙は民主主義の原点であり、有権者から負託を受けているからこそ、名古屋市予算や決算の議決をしたり、条例の改廃をしたりする。それゆえに、投票率の低下には、私自身、大変な危機感を持っている。
有権者と議員の距離がそこまで遠いのか。それとも市政への関心が薄いのか、市政に対する期待はないのか、投票率が過去最低となった原因を究明し、次回の選挙に活かすため、まず今回の選挙に関するデータを分析する。
今回の名古屋市議選における投票所は、市内全域で366か所。
まず、投票率ベスト10。
■ 名古屋市議会議員一般選挙 各投票区別投票率BEST10 (平成31年4月7日執行)
1. 南区 (道徳東) 48.01%
2. 名東区 (よもぎ北) 45.98%
3. 南区 (道徳北) 45.56%
4. 緑区 (鳴海団地) 43.79%
5. 緑区 (東丘) 42.77%
6. 緑区 (戸笠) 42.45%
7. 港区 (西福田) 42.13%
8. 守山区 (小幡第2) 41.45%
9. 守山区 (志段味東第2) 40.73%
10. 瑞穂区 (瑞穂北) 40.28%
上位10投票区は、いずれも地域のコミュニティー活動が盛んな地域。地域コミュニティの増進が投票率の向上に寄与するという相関は成り立つかもしれない。なお、市内投票率第1位の道徳東投票所は、私の投票区でもある。