防犯灯の設置は全額企業寄付で

防犯灯設置物流センター跡地に大型マンションや戸建て住宅群が建設された大生学区(南区)で、いま、まちの安全が問題になっている。

従来は倉庫が並び人気(ひとけ)のなかったエリアに一気に住宅群ができたことから、町内会等が設置する防犯灯の設置が間に合わず、近隣は夜になると真っ暗。付近住民から「暗くて危険」との声が上がっていた。また付近は子育て世帯が増えたため、子どもの安全を懸念する声も上がり、1日も早い防犯灯設置要望が出ていた。

その声を聞いた産科医院を経営するアイレディスクリニックは、付近の3町内会にクリニックの全額寄付(申請手数料+器具代+工事費)により5基のLED防犯灯を設置することを申し出た。もちろん、近隣町内会は善意を喜んで受け入れ。4月には5基の防犯灯の設置により明るくなる見通し。なお、名古屋市はLED防犯灯の設置補助制度を設けているが、補助制度を利用すると早くても9月以降の設置になるため、今回は市の補助制度は利用しない。
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横井利明
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