訪問看護への健康観察委託で保健所機能強化へ!

本日、都議会第2回臨時会が閉会いたしました。「医療非常事態」の深刻化するコロナ禍の中の対策強化、効果不明のワクチン推進若者PR事業10億円予算、悪しき慣習が続く議員から選ぶ監査委員の是非、無免許人身事故を犯し辞職勧告が出ても欠席しながら議席に居続ける木下ふみこ都議の知事の抜擢責任の追及と、盛りだくさんの3日間で、お姐3分間劇場は本領発揮させて頂きました。

【逼迫する保健所“健康観察”業務】
東京都では自宅療養中にこれまで7名もの助かったはずの命が失われています。

東京重症最多 自宅療養中に死亡今月7人目

ことに40代の母親が、夫とお子さんを残し急死された事案は大きな衝撃を私自身も受けました。
改めましてご冥福を祈り、都議会議員として二度と同じ事態を繰り返さぬよう肝に命じている次第です。

これまでも、

「家族に陽性者がでても、他の家族に対しての保健所からの指導もない。」
「自宅療養していても健康観察の連絡がこない。」

など、悲痛な叫びにも似た相談が都内各地から個別に寄せられ都度対応させて頂いており、保健所の逼迫した深刻な状況は、報道などで明らかになる前から把握をし、東京都福祉保健局に支援を求め、増員などの対策をはかっていたところでした。

やがて保健所においては、新規陽性者の対応に忙殺され急増する自宅療養者の健康観察電話架電+必要時訪問等)が追い付かない事態になっていき、私も打開策を模索しておりました。

【地域の医療資源“訪問看護”を活かして】
対策の一環として今月から、東京都との連携で江戸川保健所でも訪問医療医師による往診が一部スタートし、これは大きな一歩だったのですが、増え続ける陽性者のアフターケアまで徐々に手が回らない危機感が現場ではつのっていきました。
そこで、医療関係者の皆様からヒアリング等独自調査したところ

・在宅コロナ患者の健康観察と支援について、保健所業務を逼迫させていること、訪問看護が業務受託しうまくまわっている好事例があること
・ただし公的保険による訪問看護に大きな制限があり、その枠の中では必要な患者支援ができないこと
・東京都においては今後感染者の増加が不可避であり、早い段階で訪問看護※を活用した支援の枠組を検討すべきではないか


というごことが判明いたしました。つまり訪問看護師を弾力的に活用した現場の機転での良い個別前例があり、それをオール東京で実現して欲しいが、枠組みがないので前に進めないということでありました。

丁度、僅か3分ではありましたが、都議会臨時会での質疑の機会がありましたことから、大至急東京都へ可及的速やかな実現を願い質疑をし、大変前向きな答弁を頂き胸をなでおろしているところです。
※訪問看護…地域や自宅での療養生活に看護師が訪問してケアする事業

【保健所✕訪問看護師ステーション連携で医療資源節約実現】
お姐と、福祉保健局のやりとりは以下となります。

★お姐質疑★
現在、保健所による陽性者の健康観察が追えなくなっていることから訪問看護師による、自宅療養者への健康観察を提案するものですが、現状、保健所からの直接依頼及び医療行為を伴う訪問について多くの区市部で仕組みがなく協力できません。
訪問診療と訪問看護で取り急ぎの医療行為をしても、保険の契約などもできず手弁当となり、忙殺されています。
この問題をクリアすれば、保健所逼迫の緩和、医師リソースの節約となり、より多くの中等症の方をなんとか自宅で見る体制が実現可能とることから、保健所が抱え込んでいる健康観察の訪問看護委託の実現を求めるものですが、所見を求めます。

★福祉保健局答弁骨子★
〇都は、本年四月から、東京都医師会や夜間休日に往診等を行っている事業者と連携し、体調が悪化した自宅療養者に対し、電話・オンライン診療や往診を実施

〇また、訪問が必要な都内の自宅療養者に対し、地域の訪問看護師と保健所、自宅療養者フォローアップセンターとの連携による医療支援体制の強化に向け、東京都訪問看護ステーション協会と調整
(お姐超訳:訪問看護を活用して保健所健康観察等業務委託に向け動いております!!)
*****

取り急ぎ「訪問看護師」の活用をするために東京都訪問看護ステーション協会と調整に入っているのは、訪問医療開始に次ぐ大きな二歩目となりました。

「野戦病院」を望む声も多い中ではありますが、これについては議論百出でにわかに進まぬ中、ともかく今ある医療・看護リソースを今日の命を守るため訪問看護ステーションを活用していく動きが開始しましたので、まだ承知していない23区26市の自治体と都内保健所、各自治体事業者・関係者の皆様に是非把握して頂きたく急ぎ情報提供させて頂きます。

【抗体ワクチン療法は専門施設を】
訪問看護ステーション活用の他にも、抗体ワクチン施設についてもお姐は大会終了後パラアリーナを借入れるなど「専門施設」の設置を提案ました。療養施設では部屋が分かれているため、常態把握も難しく、人も手間もかかるからです。
大規模会場を確保し、そこに対象患者を集中させて治療を行い、改善したら療養施設や自宅で療養していただくフローを描いた方がより多くの患者さんを救え、費用も抑えられると考えておりますが、他の会派の質疑も都の答弁も「取り急ぎホテル療養施設で開始」の評価にとどまり、こちらについても危機感をもって、都民の命を守るため食い下がってまいります。

【お姐総括!】
小池知事批判や木下都議辞職事案よりもコロナ対策を!という声も頂戴しておりまして、もちろんその通りでございます。

お姐は、全天候全方位型でどの案件も手を抜かず同時進行をし働く職人議員ですので、都政事業について取り組むのは当然のことで、報告していないだけでございます。ご安心めされい!

2期8年質問回数過去最多の3200問の土台となるのは常に「現場の声」でございます。
いつもご協力いただいている現場の皆様には感謝感謝でございます。聞いたからには見てみぬふりはしないお姐に引き続き情報提供やご提案をお寄せ下さい♪

★臨時会最終日!小池都政は統一した政治指針が崩壊中…★
相も変わらず、小池知事は核心を突くお姐質問から逃げ回り、パラ観戦は推進し、都立校修学旅行は中止・延期というダブルスタンダード。バッハ男爵には忖度、己の権限下には残忍。もはや政策の一貫性も崩壊

☆お姐、ならぬものはならぬのだ!地域住民と楽しく支え合え!という方↓クリックお願いします!☆

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ
PR
上田令子
PR
edomamをフォローする
政治家ブログまとめ